逆襲のシャアの特報とバイザー演出
逆襲のシャアの地球儀も担当されていました。
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高松信司監督、Z・ZZのOP・EDを演出!!
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■逆襲のシャアの特報
特報1
「逆シャア」特報のバルカンをバカバカ撃ってるカットは、特報を作らなきゃならないけどまだ素材が何にも無い頃に「高松君、何かハッタリで1カット作って」と内田さんに言われて作ったカットです。特報1はこの1カットと文字だけの予告でした。 pic.twitter.com/78LhmqiNyz
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 9月 23
最近、なぜか過去の逆シャアの特報についてのつぶやきがリツートされてるけれど、最初に作ったのはガンダムのアップから引いていくこのバージョンですね。
「逆襲のシャア 特報1」 https://t.co/9GULIzpYHb @YouTubeさんから
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2015, 12月 19
もちろん、予告編自体はプロの予告屋さんが作っています。
私が担当したのバルカン撃つカットのコンテ演出だけです。
m(_ _)m
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2015, 12月 19
特報1から2へ
これ、作った時は目のアップからだんだん引いてくカットだったんだけど、特報2の時に「逆シートにした方がかっこよくない?」と言われて、薬莢の送りを割りなおして寄っていくように作り直した。まだ色も決まってなかったのでイメージ色。もちろん本編には使われてません(笑)
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 9月 23
特報1の時点で、νガンダムのデザインはほぼ決定稿だったと思います。
ただ色とか、細部の設定はまだ出来ていなかったです。
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 9月 23
いや、最近「予告はハッタリだな」と、思い返す出す事があったので(笑)
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 9月 23
逆襲のシャアの特報と言えば、すぐにバルカンのことを思い浮かべる人が多いはずです。
有名な特報のνのバルカン撃ちは高松氏が演出されていました。
■逆襲のシャアのバイザー
バイザーが透けてるとかデジタルの今はあたりまえだけど、富野さんの「横向くとベタ塗りになるのがイヤ」という言葉に「パラ(色セルファン)貼ればいいんじゃ」と言ってしまったがために、向こうが見えるカット全てにパラを切って貼るはめに(苦) pic.twitter.com/LUq5QfYsLw
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 9月 23
富野さんが「ベタ塗りになってイヤ」と言ったのはココね。顔の部分は色替えで塗るけど、本当なら向こうが透けて見えるこの部分は、今までベタ塗りになっていた。 pic.twitter.com/H1j1SWpxLK
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 9月 23
「じゃあやって!」と言われたけど、これがものすごい数で(苦)バイザーの形に色パラを切り抜いてはセルの裏から貼るという作業を、くる日もくる日もやっていた。
でもすごく自然に見えるでしょ?(笑)
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 9月 23
自然に見えるようにするのが目的なんで、気が付かなくて良いんですよ(笑)
でも凄く大変だった。
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 9月 23
バイザーがセロファンだとは誰も思いませんよね(笑)
制作状況が限られていたアナログな昔だからこそ、こういったアイディアが生まれました。
実写の地球儀もそうですが、素晴らしいと思います。
2015年12月27日 追記・修正