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神山健治氏の富野監督とガンダム

web上のみですが、神山監督が富野監督・ガンダムについての話を集めました。
書籍ではアルティメットアーカイブ以外でも言及されているかもしれません。
攻殻S.A.C.監督神山健治氏「富野由悠季監督を完全模倣したかった」-アルティメットアーカイブ



原作に匹敵するものを自分で発明できたか? と毎日思う - 神山健治 | マイナビニュース

「もともとは『スター・ウォーズ』を見たときに『こんなものを自分で作りたい』と思ったのが一番最初だと思うんですよ。その『スター・ウォーズ』の直後に『機動戦士ガンダム』を見て『これだ!』と。『アニメなら日本でもあれを作れるんだ』と思ったんです。だから『ガンダム』という作品は僕のなかでは金字塔のような作品なんですよね」

『スター・ウォーズ』の日本公開は1978年夏。『機動戦士ガンダム』の放映スタートは1979年4月。神山氏が12~13歳だったときの出来事だ。現在でも多大な支持を得るふたつの映像作品が、当時の神山少年に与えたインパクトは想像するに余りある。






WEBアニメスタイル_もっとアニメを観よう 第20回 神山健治の「監督をやるなら観ておきたい20本」(1)

●神山健治の「監督をやるなら観ておきたい20本」
1『機動戦士 ガンダム[TV]』(1979) 富野喜幸(現・由悠季)

神山 『機動戦士 ガンダム』は、明解に意図をもって作られた作品だと思うんです。アニメ史の中で、それは画期的なものだったはずなんですよ。しかも、優秀な監督と作画監督・キャラクターデザイナーが同時に存在してる。これが非常に貴重なんですよね。それが大ヒットする事や、作品のバランスのよさを生む絶対条件なんですよ。『ガンダム』はその意味で言うと、完璧ですね。監督の熱意もあるし、バランスも整っている。そんな時期に世に出す事ができた、幸運な作品だと思うんですよ。その後のアニメの歴史に多大な影響も与えてるはずだし、これの洗礼受けてない人って、ほとんどいないというか。挙げておいて間違いはなかろうという作品ですね。

―― 「意図」という言葉が出てましたけど。

神山 要するに、富野(由悠季)さんを中心に、それまでのアニメではやっていなかった――僕はそれを「皮膚感覚」と言っているんだけど――皮膚感覚的なものを持ち込んだというかね。アニメって基本的には、キャラクターを描く時に、記号以外では描けないわけですよ。熱血なやつ、クールなやつ、ヒロイン、チビ、デブみたいなね。これが完全にフィックスしていて、そのお約束の組み替えの中で、ほとんどのアニメができていた。そんな中で、明らかに類型的ではないキャラクターを登場させていこうとした。それは「普通である」という事です。で、アニメで普通であるという事を描くのは、至難の技なんですよ。『ガンダム』はそういう普通の人間をアニメの中に登場させている。これは、かなり意図的にやってるはずなんですよ。ロボットを開発したお父さんの息子という定番の設定からは逃れられなかったけど、それまで熱血でロボットに乗る事を厭わないという主人公が普通だったのに、アムロというキャラクターを、「僕、乗りたくない」と言うような少年にした。
 ただ、凡庸であるためには、同時に天才性が必要でね。ガンダムに乗る資質は最初からあった。これは逃れられないアニメの呪縛なんです。そういう事が嫌いな人間がパイロットに選ばれてるというアンビバレントさが、エポックだったんですよね。あとは、それを取り巻く人間達も、基本的に普通な人間であるという事を意図的にやろうとしていた。それまで作ってきたものに疑問をもってる人間がアニメ作ってるという事が、見えるわけですよ。

―― そういう意味での「意図」なんですね。他と違った事をやろうとする「意図」もあった。

神山 そう。そこがね、素晴らしいと思うんですよ。そういう可能性が、アニメというジャンルの中に、ちゃんとあるんだっていう事を、富野さんは提示してくれたと思いますよね。それが1番に『ガンダム』を選んでる理由でね。さっき順不同と言ったけど、これが1位でもいいかなという気はしてますね。


WEBアニメスタイル_もっとアニメを観よう 第21回 神山健治の「監督をやるなら観ておきたい20本」(2)

―― 顔の1/3が目玉のキャラクターがいる世界なら、それに見合った美術が必要という事ですね。

神山 そうです。だけど、そこは同じままじゃないですか。でも、『ルパン』のデフォルメは、それをギリギリ許容できる範囲内だと思うんですよね。まあ、そういう意味でも、絵柄で普遍性を獲得してる。アニメの中にハードボイルドというものを入れてるとか、そういう事が可能になったのは、『ガンダム』とは逆で、キャラクターを記号化する事によって色んな可能性を手に入れたからだと思うんですよね。どんなお話でも内包できると言うか、要するに「器」としての企画の成功でもあると思うんですよ。


WEBアニメスタイル_もっとアニメを観よう 第22回 神山健治の「監督をやるなら観ておきたい20本」(3)

神山 だから、演出家が丸出しなわけですよ(笑)。アニメなのに、演出家の姿が素っ裸で映ってるわけですよ。そこが殿堂入りした理由ですね。『あしたのジョー』と同じように、生身の人間が存在しますね。それほどのパワーですね。演出家としての出崎さんの情熱みたいなものが、ダイレクトに出てる。
 それと同時に、やっぱり出崎さんの作品は、杉野(昭夫)さんとセットになっているところが非常に重要です。これは『ガンダム』と一緒で、やっぱり演出家とキャラクターデザイン・作監という、バンドで言えばボーカルとギタリストみたいなもんですけど、その両方が見事に存在してるという意味で、この2作品は素晴らしい。僕はそう思ってますね。


WEBアニメスタイル_もっとアニメを観よう 第23回 神山健治の「監督をやるなら観ておきたい20本」(4)

押井さんの『攻殻(GHOST IN THE SHELL)』は、海外でビルボードで1位をとったとか、アニメ史に燦然と輝く部分あるんだけど、やっぱり『パト2』に比べちゃうと、僕には押井濃度が低いと思えるので。

―― 世間に分かりやすいように噛み砕いて、ちょっと薄味になった押井作品ですよね。

神山 そうですね。押井濃度は減らした上で、食べやすくなってる。『ボトムズ』は(高橋)良輔さんの中でも金字塔だと思うんで、まあ、良輔さんは他にもいい作品いっぱいありますけど。しかも、『ガンダム』である程度完成してしまったリアルロボット路線で、その壁を突き破ろうとした作品は、アニメ史の中で『ボトムズ』と『パトレイバー』しかないと思うんですよ。

―― 『AKIRA』はいかがですか。

神山 『AKIRA』はジャパニメーションの代名詞ですから。アニメというものが飛躍するために『ガンダム』が最初にエンジンのブースターに点火したとしたら、それから10年経たずに、もう一度メインエンジンに点火した作品だとは思う。


―― その時に最先端だった絵柄は、古くなりやすいわけですね。

神山 うん。危険だと思いますね。

―― 分かりやすい例で言えば『(機動戦士)Zガンダム』ですね。それは今の映画版で、富野さんがビジュアルについても軌道修正している事で明らかですね。





小学館::ガガガ文庫:ガガガトーク: 冲方丁・神山健治 アーカイブ

佐藤:ライトノベルの起源とも言われている、ソノラマが70年代にやっていたことも、そういうことでしたもんね。アニメの原作にも成り得る「クラッシャージョウ」があったり、アニメのノベライズである「機動戦士ガンダム」があったり。

神山:僕も、ガンダムのノベライズを中学生の頃に読んで、活字のおもしろさを知っていったクチだし、入り口としては全然アリなんだと思うよ。

佐藤:ガンダムでいったら、アニメーションでは絶対描かれない、お守りの中に陰毛が入ってるとか(笑)、そういうエピソードが入ってたりね。そういうのは、すごく楽しく読んだ記憶はありますよね。

神山:そう、あとは富野さんの精神論だったりね。そういうのは、活字で読む意義があるものだったとは思うし、だから、そういう流れが良いか悪いかっていうのはまた別な話なんだよね。ただ、そういうだけでは困る、と。




攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG トークショー

神山節とは?

―櫻井 まず神山監督にお伺いしたいのですが、監督は最近立て続けにインタビューを受ける機会があったと思うんですけど、そのインタビューの場で「『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(以下『攻殻S.A.C.』)』は良くできていて面白いんだけど、神山監督のテイストっていうのが入っていないんじゃないか」っていうことを二、三度言われたということを聞いて、僕は非常に意外だったし、憤慨したんですけど。

―神山 『攻殻S.A.C.』は脚本をチームという形でストーリーを構築してきたというところもあり「まとまっているれども、神山節みたいなものがないんじゃないか。もうちょっと出した方がいいんじゃないか」みたいなことは言われたんだけど。でも今作が初監督なわけだし、「神山健治とは?」っていう人からすれば対比するものがないわけだから。

―櫻井 なるほど。

―神山 櫻井が憤慨してくれた事に関しては感謝しているんだけど(笑)、今後新たな作品を作る機会があったときに「ああ、これが神山テイストなのかな」っていうものが出てればいいのでは。もしかしたらテイストが無いことがスタイルなのかもしれない。まあ言われたことに対してはそんなに気にしてないんだけど、ちょっと言われっぱなしなのもつまんないので、例えば富野監督が『ライディーン』を撮ったときに、「すごい富野節だな」と言った人がいたのかと。宮崎監督が『コナン』を撮ったときに、「コナンは本当に宮崎節ですね」って最初から言われてたのか、って言い返しておきましたけど(笑)。




■Twitter
新作の攻殻機動隊=攻殻機動隊 ARISE



■攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY

2011年の2D版をレンタルで借りたとき、春日康徳氏と共に収録されているコメンタリーに「ガンダム」と「Z」について、間接的にふれていました。神山監督は「作り手」と言っているだけで富野監督とは言いませんでした。キャラの成長とシリーズもののジレンマについて触れています。
コメンタリーの中で「攻殻機動隊S.A.C.SSS」のノベラズを監督と共同で表記されてる春日康徳氏の発言です。

「よく(神山健治)監督が例に仰るのが、起動戦士ガンダムの劇場版を経て、Zガンダムが放映されたときに、お客さんは正直分からなかったと、でも後々評価が高まってきて、今では高い評価を得ていますよね。」




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プロフィール

だいけい

Author:だいけい
ガンダム関係・富野由悠季やアニメなどの情報紹介や考察をしていきます。
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