fc2ブログ

MGウイングガンダムプロトゼロEW発売決定

MGウイングガンダムプロトゼロEWが10月に発売決定することが、ガンダムエース8月号(2013 No.132)にて発表されました。
「月刊ガンダムエース 2013年8月号」本日発売! | GUNDAM.INFO

1372254649369.jpg

1/100 MG XXXG-00W0 ウイングガンダムプロトゼロEW(仮)
WE版では「プロトゼロ」の名が与えられているが、デザインの骨子はTV版「ウイングガンダムゼロ」のものを引き継いでいる。それでいてプロポージョンの調整およびディテールの追加で、ガンダムエピオンなど他のEW版ガンダムとの親和も図られている。

TV版では、5人の科学者により設計されたモビルスーツが「ウイングガンダムゼロ」であり、ヒイロが駆る機体となった。「プロトゼロ」の名を与えられたこのMSは、どのような役割を与えられているのか?

TV版ウイングガンダムゼロの特徴であるウイングスラスターを、プロトゼロも装備する。

カトキハジメ氏による開発準備稿を基に起こされたCADデータ。肩部や内蔵されたバーニアやウイングスラスターの展開も見て取れる。機体カラーの配色はTV版に準じるようだ。

シールド
シールドはEW版ウイングガンダムとも異なるフォルムをもつ。カナード(前翼)は可動式になる。

ツインバスターライフル
TV版のデザインを踏襲し、直線的なラインをもつツインバスターライフル。ボリュームも幾分増している。




 ウイングガンダムTV版・EW版ともに型式番号は「XXXG-01W」で、ウイングガンダムゼロ・プロトゼロも「XXXG-00W0」となっています。
漫画「敗者たちの栄光」では、TV版ゼロを登場させないため、ウイングガンダムEW(Ver.Ka)とウイングガンダムゼロEWを繋ぐ役割がプロトゼロEWとなるのでしょう。また、プロトゼロEWはエピオンEWとも近いデザインになっており、EW版全体として統合性がとられています。

1372262677525a.jpg



また、Frozen Teardropに登場する「白雪姫(スノーホワイト)」の公開されている頭部もプロトゼロの面影があります。

プロトゼロ登場によって分かりにくくなった関係がまとめられていました。
Wシリーズの全てを、正確に記されているわけではありませんのでご注意ください。
1372257217296a.jpg


ガンダムW関連と言えば、昨年のガンプラEXPO2012でガンダムWのパネルが掲示されていました。これはプロトゼロのことで、他にも続くでしょう。

これらの展開は、もちろん秋から出るBD BOXのためですね。
新機動戦記ガンダムW Blu-ray Box発売決定!! BOX1:2013.11.22 BOX2:2014.01.29 ON SALE!!

「次号もMGウイングガンダムプロトタイプゼロEWの最新情報をお届け」とあり、次号である9月号も楽しみです。
スポンサーサイト



バーザムの股間の形状は

長年の謎であったバーザムの股間部の形状の問題に解明の兆しが見えてきました。
バーザムは様々な方が描かれたものが存在し、解釈が異なります。

バーザムの比較
20090923154722a.jpg

バーザムのフィニッシュワークをされた岡本英郎氏のツイートです。




「バーザムの関節等々は、モデラーの草刈健一くんと検証しながら立体物を作ってもらいモデグラかBークラブに載せました。それが、分かりやすい答だと思います。」

この草刈健一氏がつくられた立体の股間部は、内側に窪んだ形状ではなく平面状になっているようです。
こちらの図だと右側になります。
20090923154722.jpg

氏は明言をしておらず、あくまで「検証」ですので、イコールとはなりませんが、フィニッシュワークをされた岡本氏の認識としては平面なのでしょう。

18074655.jpg


平面として捉えると、RX-78-2ガンダムでいう耐熱フィルム(劇場版はガス)を出した赤い股間の部分に相当するのではないでしょうか。ガンダムは少しへこんでいますが、ジェガンなど股間の赤い部分が平面の機体も存在します。
そして丸い突起物は、バーニアやビーム砲ではなく、どうやらセンサーらしいのです。間接などのデザインに使われるものに見えなくもないですが。
このように考えると、もしバーザムの股間に「黄色いVの字」が付いていたとしても不思議ではないはずです。
バーザムの股間が平面だとすると、こういった意味ではないでしょうか。




バーザムについては様々な方が検証をなされています。

とある方は、“カッコイイ”からと股間の形状を凹と結論を下されたりしています。

がんだまぁBlog: 各種バーザムを比較する
TV・建機版・近藤版・カトキ版の各デザインの比較がされています。

バーザム :G_Robotism
バーザムのデザイン、デザイナー、設定と様々な考察がなれています。ですが、自ら「妄想」と仰られてますのでご注意ください。



■岡本氏はボトムズのデザインも



■岡本氏と富野監督

岡本氏が富野監督から手紙をもらいフリーになったというのは驚きです。
この話と関係あるかは分かりませんが、Zのときはデザイナーの引き抜きが多かったようです。

このトークショーというのは以前にも紹介したイデオン祭りのことです。
スペースランナウェイ 復活のイデオン祭り楽しかった!! | ひびのたわごと

富野由悠季監督「夜は寝る時間でしょ。その時間に起きている人を想定してビジネスができる社会は異常だと思う」

富野由悠季監督のインタビューが産経ニュースに掲載されました。
よろしければこちらの記事もどうそ。産経新聞に富野監督のインタビュー掲載


「ガンダム」富野監督の語った「アトム」と手塚治虫 - MSN産経ニュース

産経新聞文化面で月1回掲載している連載「テレビ還暦」。5月28日付で国産初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」を取り上げた際には、スタッフの一人だった「機動戦士ガンダム」の生みの親、富野由悠季さん(71)に話を聞いた。紙面では書ききれなかった富野さんの言葉をここで紹介する。


■とんがった“まなびや”


 富野さんは日本大卒業後の昭和39年、手塚治虫さんが設立したアニメ制作会社の虫プロダクションに入社した。38年1月に「アトム」の放送が始まり、1年数カ月が過ぎたころだ。

 当時の虫プロには、SFライターや漫画家、元教員といった雑多な若きクリエーターたちがスタッフとして参加。富野さんだけでなく、「タッチ」の杉井ギサブローさん、「銀河鉄道999」のりんたろうさん、「装甲騎兵ボトムズ」の高橋良輔さん、「あしたのジョー」の出崎統さん…ファンにはおなじみの有名監督らが虫プロを“まなびや”に巣立っていった。

 富野さんは「視界は全く見えないが、『何かをできるかもしれない』と思ったとんがった人たちが集まっていたのは事実。だから僕のような落ちこぼれも交ぜてもらえた」と懐かしそうに振り返る。

 富野さんの入社時には、すでに使い回しや省略表現でセル画の枚数を節約する「リミテッドアニメ」の手法がある程度確立されていたという。「アニメは全部動かさなくても伝えられるということを教えてもらった」と富野さん。ただ、「週ペースでものを作ることにすでに現場は慣れていましたが、とにかく忙しく、演出論などを議論をしている時間はなかった」とも明かす。

■「コンテ描けます?」


 富野さんは「アトム」の第96話「ロボット ヒューチャー」で、初めて演出を担当する。きっかけは、シナリオがないまま描いていた絵コンテ(シーンの進行をイラストとともに説明した表)の前半が手塚さんの目にとまったこと。手塚さんに呼び出され、「富野君、これ君が描いたの? 後半、コンテ描けます?」と尋ねられた。

 「初めてのことで、自信なんて全くない。でも、人間、そういうときは『描けます』と言ってしまうんですね」

 それから約3カ月後、手塚さんに誘われて喫茶店に入った富野さんは、「明日から演出部に来てもらえる?」と告げられ、本格的に「アトム」の演出を手がけていく。

 最盛期ほどではないしても、多くの漫画連載を抱えていた手塚さんと、富野さんは打ち合わせ以外ではほとんど話をしたことがないという。ただ、番組の視聴率が悪化して“キレる”手塚さんの姿は印象的だったようだ。

 「スタッフ全員が呼び出され、手塚先生が『君たち、これだけ視聴率が落ちているのは同じようなことをやっているからですよ!』と怒鳴る。われわれは『また怒った』と後で言っていましたね」


■虫プロ“出入り禁止”


 実写志望で、リミテッドアニメの手法に違和感も覚えていた富野さんは昭和42年、虫プロを退社する。別の職業を挟んだ後、フリーとなった富野さんが初めて監督を務めたテレビアニメが、サンケイ新聞(当時)で連載されていた手塚漫画「青いトリトン」(海のトリトン)だった。

 プロデューサーは、その後「宇宙戦艦ヤマト」を手がける西崎義展さん。富野さんは手塚さんの原作に飽きたらず、西崎さんに「原作、無視していいですか?」と告げて、設定やストーリーに手を加えた。
「その仕事が来るまで、本当の意味で自分がオリジナルが好きかどうか分からなかった。単純に海獣をやっつける展開が気に入らなくて、最終回はシナリオなしで勝手に描きました。ライターとはけんか別れして虫プロには出入り禁止になるし、(虫プロのあった東京の)練馬付近にはしばらく近づけなかった」

 アニメ「トリトン」のラストでは、主人公トリトンが戦っていた敵の一族が、かつてトリトンの一族と共存していた「仲間」だったことが明かされる。正義と悪の境界が宙づりになる最終話は、今も語りぐさだ。

 富野さんのその後の作品には、物語終盤で登場人物の多くが死亡するなどして主人公や視聴者を揺さぶる作品が少なくない。「アトム」と「トリトン」での体験が、富野さんの作家性を培ったといえそうだ。

 一方で、フリーとしてさまざまな現場を経験したことも大きな糧になったという。「アルプスの少女ハイジ」では、後にスタジオジブリに参加する宮崎駿さん、高畑勲さんとともに仕事をする。

 「虫プロでの経験はその後のヒントになったが、同時代のスタッフのアニメ論、映画論が聞けなかったのはいやだった。宮崎さん、高畑さんと出会い、アニメを映画として作っている同世代の作り手がいると知って、命拾いした。両方を体験できたからこそ、制作予算のあるロボットアニメをやるとき、『もしかしたら映画らしく作れるかもしれない』『どういう物語を付加するかが重要だ』と思うことができた」

■「群衆は付和雷同する」


 「ガンダム」シリーズをはじめ「無敵超人ザンボット3」「伝説巨神イデオン」など数々の人気作を手がけてきた富野さんは、誕生から50年がたつテレビアニメを「手塚治虫という天才がいたおかげで新しい媒体ができ、その成長過程を見ることができた」と振り返る。

 最近のテレビアニメについては「見ていないので作品評はできない」とした上で、深夜放送が一般化していることについて、「夜は寝る時間でしょ。その時間に起きている人を想定してビジネスができる社会は異常だと思う」と言い切る。

 一方、「作品には、時代が最終的に評価を下してくれる。作家の名前が忘れられても、作品が自立するものがある。僕個人がぐだぐだいう必要はない。だからこそ、50年たっても語られるようなものを作っておきたい」と創作への意欲をにじませる。

 デジタル化やインターネットの普及など、アニメを含む映像メディアの環境は大きく変化しつつある。ただ、富野さんは主にネットの普及を冷ややかに見ているようだ。

 「人の平準化が進むだけでは。群衆は付和雷同する。群衆を一気にニュータイプにする方法が見つからないと、世の中は明るくならない気がする」

 「ガンダム」シリーズに登場する設定をひきつつ、そういたずらっぽく批評した。

 富野さんが初めて演出を手がけた「アトム」の「ロボット ヒューチャー」の回では、未来を予測できるヒューチャーが、金もうけをたくらむ博士に利用され、「人間の役に立つ力なんでしょうか」と自問自答する。アトムは「切り抜けていくんですよ」と励ますが、ヒューチャーは予言通り、博士の手にかかって破壊されてしまう。

 新たなテクノロジーやメディアを、人は使いこなすことができるのだろうか。人は変わることができるのか。希望と悲観が交錯する作品群を発表してきた富野さんの「問い」は、虫プロ時代から変わっていないのかもしれない。




・深夜放送が一般化していることについて、「夜は寝る時間でしょ。その時間に起きている人を想定してビジネスができる社会は異常だと思う」

・「作品には、時代が最終的に評価を下してくれる。作家の名前が忘れられても、作品が自立するものがある。僕個人がぐだぐだいう必要はない。だからこそ、50年たっても語られるようなものを作っておきたい」と創作への意欲をにじませる


深夜帯のアニメが多い中、こう言い切る富野監督はさすがです。
この二つの発言は新作Gレコ(仮)に関係あるでしょう。従来の富野監督作品と同じで深夜以外になるのではないでしょうか。

ガンダムAGEメカ関連など、Twitterより

■AGE EXA-LOGは別案



■クリンナップは有澤寛氏




 AGEメカニックワールドで確認できる有澤寛氏クリンナップの機体は、11機でした。
ドラド、ゼイダルス、ギラーガ・モードX、ゴメル、ウロッゾ、ザムドラーグ、グリドリン、フォーンファルシア、レガンナー、レギルス

有澤氏は、30代前半のようでまだお若かいですが、数々の2000年代ロボットアニメに参加されていいます。
ガンダムではSEED、DESTINY、00とAGEではクリンナップもつとめています。有澤氏が自身がデザインする日も近いのではないでしょうか。
作画@wiki - 有澤寛
アニメーター・有澤寛氏のTwitter上のイラストまとめ - Togetter                         
                                

■レギルスコア

20120928215231aa1.jpg


AGEメカニックワールドで石垣氏はこのように発言されていました。

~レギルスコアが劇中で登場しなかったときの反応には、ちょっとびっくりしましたね。
ー 物語の流れとして脱出しないので、つかわれなくても…。
 不思議ではないと思うんですけどね。


AGRメカニックワールドの発行は2013年3月2日となっています。もともとは出される方向だったので「驚いた」ということでしょうか。矛盾しているような気もします。
もしかすると、インタビュー自体は2012年9月16日以前であったという可能性もありますが…。


■ガフラン



■ザ・ガンダム



Qw9G3Gy.jpg



■14話のユリン


5600c6a7-s.jpg







夏に新作AGE MEMORY OF EDENが発売されます。
機動戦士ガンダムAGE 公式サイト | 機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN
Blu-ray&DVD7月26日リリース

富野監督の発言、マジェスティックプリンス・メカデザイナー谷裕司氏に影響

2013年06月15日に発売されたGreat Mechanics DX 25に掲載された富野監督についてです。



マジェスティックプリンス・メカデザイナー 谷裕司に聞く
AHSMB(アッシュ)ができるまで

-ホームページでご自身の作品をアップされていたとお聞きしましたが、元々メカデザイナー志望だったのですか?

谷 そうですね。16歳の頃からメカデザイナーを目指していましたね。本当は最初にCGアニメーションを作りたかったんですが、CGで扱うのに一番やりやすいのがロボットでした。中学生くらいまでは本物のロボットを作りたいと思っていたり、父親がそういう方面の仕事をしていたりして、ロボはそもそも好きだったのですが。

-そこからメカデザイナーを目指すという感じですか?

谷 そうですね。自分でCG用のロボットをデザインしたりして。ただ、そこで友人が盛んにカトキハジメさんの名前を出すので、じゃあそのカトキさんとは違う方向のデザインにしようと。

-最初はカトキさんがどういう方なのか知らなかったというのもものすごいですが、逆を目指すというのもすごいですね。普通は憧れて真似をする方向にいきそうなものですが。

谷 もうその方面で有名になっている方なので、じゃあ自分はその逆で有名になろうと。曲面を多用するデザインもスタートはそこからですね。ただ、その後も何かで富野由悠季さんが「いまのメカデザイナーは機械が描けない」と話されていたので、直線的な機械らしいラインを入れたりするようにもなりました。富野さんは他にも「アニメを見てアニメ業界を目指す人は云々」ともおっしゃっていて、それ以降はなるべくロボットアニメなどの作品も見ないで独自路線を保とうと務めました。
(略)


※一部要約しており、全文ではありません。元記事をお読みになりたい方は、「Great Mechanics DX 25」をお求めください。


「いまのメカデザイナーは機械が描けない」という富野監督の発言はネット上では見つかりませんでしたが、私も似た発言を聞いたことがあります。
「それ以降はなるべくロボットアニメなどの作品も見ないで独自路線を保とう」という、こちらは河森氏も同じことをされていましたね。


今期のロボットアニメ、ヴァルヴレイヴに続き、マジェスティックプリンスのメカデザイナー 谷裕司氏も富野監督の発言に影響を受けていたようです。
ヴァルヴレイヴは劇場Zのスタジオ演出をやっていた松尾監督(革命機ヴァルヴレイヴ監督松尾衡「富野監督の仕事に影響された」)、キングゲイナーの脚本であった大河内氏が関わっており、ガルガンティアの村田和也監督はプラネテスやコードギアスで一緒だった谷口悟朗監督経由で富野監督とつながっています。マジェスティックプリンスに富野監督と関係がある人は居ない全くの新しいロボットアニメだと思っていましたが、やはりロボットアニメと言えば富野監督ですから、影響を受けていないほうが少ないですね。


谷氏は新人メカデザイナーで、これからの活躍が楽しみです。そして、マジェスティックプリンスも1クールが終わろうとしていて物語が大きく動いていき、こちらも楽しみです。

Twitter
STS/谷 裕司 新人メカデザイナー (sts7colors)さんはTwitterを使っています
HP
STSMECHANICALWAVE Ver8.0



■2013年6月21日 追記

こちらの記事を紹介していただきました。
TOMINOSUKI / 富野愛好病 富野監督、ラジオ対談などの情報

電子書籍配信サービスのメルマガ「ちょくマガ」にて富野由悠季

角川グループが電子書籍配信サービスのメルマガ「ちょくマガ」が7月から本格スタートします。
その配信の中に富野監督の名前が入っていました。

ちょくマガ

メールで、WEBでEPUB(電子書籍)で。著者とつながる、新しい形のWEB&メールマガジン

富野由悠季
機動戦士ガンダムの総監督、富野由悠季が、ちょくマガに登場!クリエイターとしての、波乱万丈のエピソードを織り交ぜながら、今だから、そしてメルマガだからこそ語れる、刺激たっぷりの自説を展開します。ご期待ください!!



もう少し詳しい内容はTwitterにあります。


記事の発行回数や値段は著者ごとに違い、月額300~800円、月2~4回配信になる予定の月額課金で定期購読するWEBマガジンサービスのようで、読む形式もメール、WEBブラウザ、EPUB(電子書籍)と選択できるようです。

もしかすると、角川はニュータイプエースなどでの富野監督の情報を、こちらに移行しようとしているのかもしれません。


■2013年6月21日 追記





タイトルが「トミノ流のトミノ」に決定しました。期待して待ちましょう。

映画「パシフィック・リム」クレジットに富野由悠季

日本で、8月9日に公開される映画「パシフィック・リム」に富野監督がクレジットされたようです。




8月9日(金) 3D/2D同時公開|映画『パシフィック・リム』公式サイト

未知なる巨大生命体の襲撃に対し、人類が人型巨大兵器で対抗するという、今までアニメでしか見たことのないこの設定を、ハリウッドが最先端の技術を駆使して遂に実写化!
監督は日本のアニメや特撮文化に精通し、世界中で熱狂的な支持を集めるギレルモ・デル・トロ(『パンズ・ラビリンス』『ヘルボーイ』シリーズ)。
2012年開催のコミコン(サンディエゴ、ニューヨーク)で本編映像の一部が披露され、迫力のアクション映像とハイクオリティなキャラクターデザインに会場中から歓声が沸き上がった。
また、人型巨大兵器“イェーガー”のパイロット役で、ハリウッドを中心に世界で活躍する菊地凛子が出演。そして、本作がハリウッドデビューとなる芦田愛菜が出演するのも注目。
2013年夏、細部にまでこだわり抜いた映像と壮大な物語で描く、人類未体験の超メガ大作の全貌が遂に明らかになる。



Pacific Rim (2013) - Full cast and crew
パシフィック富野



「パシフィック・リム」8月9日公開決定  怪獣・ロボット満載の日本限定版予告も発表 | アニメ!アニメ!

~本編に登場するロボット、怪獣も満載、デル・トロ監督の日本のポップカルチャーに対する愛が溢れている。
ギレルモ・デル・トロ監督は日本のアニメや特撮作品に造詣が深いことでよく知られている人物だ。今回の映像でも日本のファンに向け「尊敬して止まない日本のマンガ、ロボット、怪獣映画の伝統を尊重することを心がけました」とコメントしている。~






「Thanks」にて多数の日本人の名前がクレジットされています。
表示は、「庵野秀明、芦田豊雄、本多猪四郎、岩原裕二、片山一良、河森正治、水島精二、永井豪、高橋良輔、富野由悠季、安彦良和、 矢立肇、横山光輝、大友克洋」となっており、富野監督を含めた「very special thanks 」は、「庵野秀明、片山一良、水島精二、高橋良輔、安彦良和、矢立肇」とも同じです。

映画でクレジットされる(special)Thanksとは日本語でいうと協力になりますが、今回はThanks=協力とは少し意味が違うのではないでしょうか。影響を受けた、インスパイアされた方々と言う方が合っているでしょう。
日本の公開はまだですので表記はどうなるのか分かりません。


太平洋から現れる未知の巨大生命体とはゴジラなどの特撮作品で、それに対抗する人型巨大兵器はロボットアニメ、それらを合わせたアニメ「エヴァンゲリン」が垣間見えます。そういった上での表記でしょう。

映画『パシフィック・リム』予告2(吹替版)【HD】






2013年8月19日追記

日本版では「富野由悠季」の名前は確認できませんでした。
詳しくはこちら
ジャパンタイムスに「機動戦士Zガンダム」メカニックデザインの岡本英郎氏(ネタバレ有り)

ストライクルージュ新装備「オオトリ」がHDリマスターに登場決定

ガンダムSEED DESTINY HDリマスターにて、ストライクルージュの新装備「オオトリ」が発表されました。

ストライクルージュ 新装備がHDリマスターに登場決定 ガンダムSEED HDリマスタープロジェクト

SEED HDリマスターで登場した「パーフェクトストライクガンダム」も記憶に新しいが、
今回、SEED DESTIY HDリマスターでの新要素として
新たな装備を携えたストライクルージュの設定が公開された。
その名も
「ストライクルージュ オオトリ装備」!!

ストライカーパック「オオトリ」は
大河原邦男氏による完全新規デザインで、
もちろん今後本編でも活躍予定だ。

まずは、本編に先駆けて6月28日(金)配信予定のPHASE-14より
オープニングでその姿を現すので、お見逃しなく!!

さらに、ガンプラ完全連動のもと
史上最速でのMG化も決定しているぞ!
詳細はバンダイ ホビーサイト(下記リンク)でCHECK!


1306052234350.jpg




・実はこの「オオトリ」という装備の情報は、5月30日に2chにリークされていました。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-150 - どこかに過去ログ落ちてない?

703 :通常の名無しさんの3倍 : 2013/05/30(木) 19:12:35.22 ID:???


【速報】
ストライクルージュの新ストライカーの名前はオオトリ(大気圏内用のストライカー)
14話のOPで初公開
23話から装備

ソースは福田顔本

※703でなく702の引用が多く見られるため、「 702 」の可能性あり

顔本というのはフェイスブックのことで、福田監督のフェイスブックからの情報ということですが、福田監督のアカウントに承認されていないと確認がとれません。
ですが、このリークと発表された情報が同じですので、まだ情報が出ていない「(大気圏内用のストライカー)」と「23話から装備 」も本当ではないでしょうか。

見た目の羽の部分は少し「I.W.S.P.」に似ています。また、羽の下には、ミサイルとフリーダムに付いていたようなレール砲らしきものもあります。
オオトリという名前は、オーブ製の名前で、DESTINYの後半で登場するアカツキの大気圏内空戦パック「オオワシ」と何かしらの関係があるでしょう。

9月に発売されるMG ストライクルージュ Ver.RM はオオトリ装備のためのようですね。
DESTINYでのルージュに装備された「エールストライカー」が見た目・性能ともに強化されたものといっていいでしょう。


・福田監督のツイート




なお、2013年6月15日 - 9:34 以前のツイートは消されたようです。ですが、2chに引用されているのでほとんど
見られます。ですが、消される直前のツイートはありません。
その中には、こういった旨の会話もありました。
-「オオトリはエールストライカーとジェットストライカーを合わせたものに見えます」
福田監督「そのようです」
少し記憶が残っているだけなので、正確ではありません。

6月15日以前のツイートを消されたのはなぜでしょう。何かしら消さなければいけない事情があったはずです。重要な情報をツイートしたからでしょうか。


■2013年6月21日 追記

新設定「ストライクルージュ オオトリ装備」SEED DESTINY HDリマスターに登場決定! | GUNDAM.INFO

20130617155225-23532.jpg


GUNDAM.INFOにて画像が追加されました。
立ち絵ではハッキリとは分かりませんでしたが、ソードストライクのようなソードが付いています。
オオトリは特にキラが乗り活躍するらしいので、パーフェクトストライクのような使い方になるのでしょうか。

富野由悠季「今までの『ガンダム』を否定する『ガンダム』があってもいい。そんな作品をもう一つやらせてもらえたら、と思っています」

2013年6月13日発売の夕刊読売新聞に富野監督のインタビューが掲載されました。

ガンダム以後のアニメ
オタクアニメの市場成長

語り継ぐテレビ60年

巨大ロボット同士が戦う近未来の戦争に巻き込まれた若者たちを描いた代表作「機動戦士ガンダム」は、セリフは難解で人間関係が複雑、などの理由で、従来のアニメ視聴の中心だった小学生ではなく、小学生以上に支持された。
 このため「大人向けアニメ」とも評されるが、「まったく逆。まず子供ありきだった」と語る。重要なのは作品に込めるメッセージ。「大人が子供に対して『これだけは覚えておきなさい』ということを本気で伝えないといけない」と思っているのだ。
 そのため「子供向けだからと言って、かみ砕くことはしなくていい」がポリシー。とはいえ、子供たちに「戦争の悲惨さ」を突きつけた「ガンダム」の内容は、地球侵略を図る悪者とヒーローが戦う過去のロボットアニメとはかけ離れていた。初回放送では視聴率が振るわず、52話予定が43話で打ち切られた。
 「敗北感はあったが、『命拾いをしたかも』とも思った。物語作りは、どれだけ話を圧縮して厚みを持たせられるかということ。結果的にだらしのない作品にならずに済んだ」
再放送以降、「オタク人気」が沸騰した。「私としては、アニメという非現実的世界に溺れないで、物語のメッセージについて考えてほしいんですが」。次々と続編を生み、多数の類似作品も登場した「ガンダム」をひとつの起点として、「オタク」向きのアニメの市場は成長した。

元々は映画監督志望だったが、手塚治虫の「虫プロダクション」に入社してアニメ業界へ。最初に携わったのが「鉄腕アトム」だった。フリー転身後、名作ものやギャグなど様々な作品にも関わり、「ドラマ作りを覚えた」。
「オタク人気」の先駆け、「宇宙戦艦ヤマト」にも関わった。「戦艦をキャラクター化し、幅広いファンを獲得した。『ガンダム』で『ヤマト』を否定したかった部分もある。だが、メカのキャラクター化が人気を呼んだ点は同じ」と分析する。
来年で「ガンダム」誕生から35年。「オタク」の系譜を継いだ「新世紀エヴァンゲリオン」には「新しい切り口を発見した」との印象を持つが、「アニメ好きが集まって作っているという、同質性を感じるものばかり」と“その他大勢”のは手厳しい。
「今までの『ガンダム』を否定する『ガンダム』があってもいい。そんな作品をもう一つやらせてもらえたら、と思っています」


※一部要約しており、全文ではありません。元記事をお読みになりたい方は、「2013年6月13日発売の夕刊読売新聞 第49337号」をお求めください。


今までの『ガンダム』を否定する『ガンダム』があってもいい。そんな作品をもう一つやらせてもらえたら、と思っています」

∀ガンダムという全肯定する「ガンダム」をつくった富野監督だからこその発言ですね。
こちらの発言はGレコ(仮)と関係があるのでしょうか。
ジ・オリンジン、ガンダムBFが始まる中、新たな「ガンダム」が、「ガンダム」を作った人間によって生み出されるかもしれません。

Gレコ(仮)について富野愛好病さんの予想
TOMINOSUKI / 富野愛好病 富野由悠季のGレコはガンダムシリーズの第二の試金石になるのか

富野監督の「Gレコ」は「ガンダムじゃないガンダム的なアニメ」もしくは「ガンダム的だがガンダムじゃないアニメ」というような作品だそうです。そのコンセプトをいま我々が知る術はないですが、とりあえず「Gレコ」が『∀ガンダム』みたいに「過去のガンダムを受け入れつつ、さらに新しい道を切り開く」ような作品だということを感じることができます。




・虫プロについては、この前の2013年05月31日に同窓会がありました。
虫プロ同窓会に関係者250人-鉄腕アトム放送50周年記念で - 練馬経済新聞

…同イベントに参加したのは、富野由悠季さん、杉井ギサブローさん、主題歌を作曲した高井達雄さん、アトムの声を務めた清水マリさんら数多くの作品に関わり日本のアニメ産業の礎を築いたスタッフ、関係者など約250人。




2013年6月23日追記

全文が掲載されました。
【「ガンダム」以後】オタクアニメの市場成長 : 語り継ぐ : テレビ60年 : テレビ&ラジオ : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

ガンダム新作映像企画『1/144 GUNDAM 機動』発表決定

2013年6月13日、「東京おもちゃショー2013」とGUNDAM.INFOにてガンダム新作映像企画『1/144 GUNDAM 機動』の発表会を決定しました。


『1/144 GUNDAM 機動。』ガンダム新作映像企画、7月2日(火)11:59発表! | GUNDAM.INFO

待望の「ガンダム新作映像企画」の発表会が、7月2日(火)11:59より開催されることが決定しました!
そして発表会の模様は、「ガンダムインフォ」、「特設サイト(http://gundam-bf.net/)」、「バンダイチャンネル・みんなでストリーム」の3サイトにてライブ配信されます!

なお、現時点で公開されているのは、ガンダムが描かれたイラストと、『1/144 GUNDAM 機動。』のキーワードのみ!
気になるその全貌は、発表会当日のライブ配信で確かめよう!!


ちなみにこちらのサイト2013年7月2日11:59 Check the website out!|GUNDAM-BF.NETは5月23日に、サンライズがドメインを取得されたようです。
20130611225738-32494.jpg



■ガンダムBFとはどんなアニメか

以前こちらの記事(サンライズ、秋にもロボットアニメ!)でも紹介したツイート

・サンライズ第3スタジオのプロデューサー小川正和氏
夏までには正式発表されるとは思いますがウチのスタジオならではの企画です。良い意味でメカ作画の暴れっぷりを期待できるものになるはずです」(2013年3月22日)

・アニメーター阿部宗孝氏
3stの秋番、第一話の作打ちをしました。」(2013年5月6日)

つまり、ガンダム新作映像企画「ガンダムBF」は、3スタ秋の手描きロボットアニメ(=ガンダム)なのです。

こちらでも予想されていました
TOMINOSUKI / 富野愛好病 現行ガンダム系企画進行状況予測(2013/05/27)

憶測から、3スタの新作は夏くらい発表だと思います。下手にすれば来月くらいでサプライズ発表もありうるのです。



■「ガンダム新作映像企画『1/144 GUNDAM 機動』」という呼び方について

ガンダムBFを『1/144 GUNDAM 機動』と呼んでいます。1/144とは模型ガンプラの規格HGなどに使われる言葉です。そして、東京おもちゃショー2013でも発表されました。ガンダム作品にガンプラが関わることはもちろんなのですが、ガンダムBFはそれ以上に、映像としてもガンプラに関わりがあるのではないでしょうか。

■ポスターに描かれている機体のデザインについて

ポスターには頭部と、手に持っているホログラムのようなものから同じ機体であろう“ガンダム”の全身が小さく描かれています。
これから察することはガンプラビルダーズのように、機体をスキャンすることを表してしるのではないでしょうか。

全身のアップと予想して描かれたものです。
780844219.jpg
1371130974816.jpg


胸と脚がストライクガンダム、顔は00ガンダム、そして背中にはストライクフリーダムガンダムのような羽を背負っています。なぜ既存作品の機体に似せているのでしょうか。
この機体をデザインしたデザイナーも、上に挙げたガンダムをデザインした方かもしれません。

しかし、一つだけ分かることがあります。ガンダムBFに大河原邦男氏が関わっているということです。
以前の記事(今年後半のロボットアニメについて、前半からの推測)でとり上げた以外にも、大河原氏は意味深なツイートをしています。
特に「一日中10月番組、主役機のクリーナップ作業。」(2013年3月8日)は関係しているのではないでしょうか。

【訃報】「イデオン」ドバ・アジバ、「Zガンダム」フランクリン・ビダンの石森達幸氏死去

「イデオン」ドバ・アジバ、「Zガンダム」フランクリン・ビダンなど、数々のアニメや吹き替えをされてきた石森達幸氏が、6月5日の午前中に亡くなられたようです。享年81歳でした。
アーツビジョン パーソナル・データ:石森 達幸
石森達幸 - Wikipedia

特にドバ・アジバ役は印象に残っています。フランクリン・ビダン役はTVのみであり、劇場版Zでは変更されています。

『富野由悠季全仕事』には石森氏のインタビューが掲載されています。


以下数々の富野、ガンダム作品に出演されてきました。

・無敵超人ザンボット3-野崎副総理、男B
・劇場版 機動戦士ガンダム-リード、ゴップ
・伝説巨神イデオン-ドバ・アジバ、ジルバル・ドク
・機動戦士Ζガンダム-フランクリン・ビダン
・機動戦士ガンダムZZ-カラハン
・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア-クラップ艦長
・機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY-将軍
・機動武闘伝Gガンダム-瑞山、ネオドイツ宇宙軍仕官
・劇場版∀ガンダムI 地球光-イルの長老




ご冥福をお祈りします。

6月のアニメ誌の富野情報

今月の各アニメ誌での富野監督の情報です。

もちろんニュータイプエースにはありません。

○月刊ニュータイプ2013年7月号
シャア専用ニュース 大河原邦男が語る、ホンダのASIMOが発表されたときに富野由悠季監督からかかってきた電話の内容

大河原:そうですね……。ホンダからASIMOが発表されたとき、富野(由悠季)監督から電話がかかってきたんですよ。

川村:おお。

大河原:富野監督は「我々がウソでやってきたことが、現実になってしまい、ロボットが歩いちゃってるよ。これからはアニメのデザインももっと変えないと」というんです。でも私からすると、あれはむしろアニメの中でロボットが歩いても、それは荒唐無稽なことじゃないよ、という安心材料なんですよ。



○月刊アニメージュ2013年7月号
シャア専用ニュース 恩田尚之が「劇場版 機動戦士Ζガンダム A New Translation」での富野由悠季監督との仕事を振り返る

――少し聞きづらい話題なんですが、ご自身の中だと劇場版の「機動戦士Ζガンダム A New Translation」はどういう位置づけになるんですか?

恩田:それを聞いちゃいますかあ(笑)。なんでしょう、不思議な仕事でしたね。

――恩田さんの画が、富野(由悠季)監督に不評だったとうかがっています。富野監督がどう思われたのかはさておき、恩田さんにとって、「新訳Ζガンダム」のデザインはどういう位置づけのものなのかをうかがいたいです。まず、昔の「Ζ」の画をそのまま描いてるわけではないですよね。

恩田:全然違いますね。



○当時から恩田氏は複雑な気持ちだったようです
秋葉原オリエンタルコミックシアター「ガンダム上映&トークショー」レポ:シャア専用ブログ

キャラ作監 恩田尚之氏の日記より。

  キャラ作監 恩田尚之氏の日記より。

   ||2004/08/11/水曜

   ダミー込みのオールラッシュを見ました。
   一年の集約が此処に…。
   そう思うと何だか、やりきれない気分にもなりますね。
   いくら他の仕事をしていたとは言え、一年は一年ですからね。
   今更言い訳をしたところで何かが変わるわけでもなく…。
   ある程度の手直しをしてこのまま行くしかないですしね。
   悪いところしか見えないのは仕方がないですが、自分の気にしているところは根源的な事ですし、その部分は自分のもっとも弱いところでもあるので逃げるわけにも行かないんですよねぇ。
   心の整理をする時間は思ったより掛かりそうです。
   ん〜、やっぱり他の方がやられた方が良かったような気がしてならないなぁ。

   ||2004/08/12/木曜

    この日は、『Z』という仕事をやって最悪の日になりました。
   自分でも確かに安彦キャラを消化出来ず、殆どのカットが“生きた絵”という部分にまで至らずに失敗してしまっているのは認めます。
   しかしながら、自分のスタイルまで否定されてしまう結果になるとは思っても居ませんでしたね。
   いや、そう言う結果になるかも知れないと危惧していたので、企画当初等に「自分が本当にやっていいのか?」と何度となくお尋ねしていたのに…。
   蓋を開けてみれば予想通り…本当に予想通り。
   苦笑するしかない。全否定ですもん。(笑)
   部分的に失敗しているとかそんな話じゃない。
   描き方そのものを全否定ですよ。
   そりゃ無いですよ。
   俺は、どうしてもって頼まれたから、辛かったけど渋々やっていたんですよ。
   限度ってモンがあります。
   失礼にもね。
   絵が気持ち悪いとか、表情が生きてないとか、そんな批判は甘んじて受けますけどね。
   俺は一言だって安彦さんの絵が描けるだなんて言ってないし、描きたいとも言ってませんからね。
   いい加減気が付いて欲しいですね。
   何もかもが企画通りに進んでなくて、此処に来て人選すらミスと言う事になる。
   これは、俺等頼まれアニメーターの所為では断じて無いですよ。
   まるで、俺個人の認識不足や勉強不足の所為で今の悪い結果になっているような扱いですが…違いますよ。
   勿論、実際に個人としての力量不足は有るので、それは否定しませんけどね。
   正直、疲れました。
   良いところがあったと言われれば救われていたかも知れませんけど。
   モチベーションはゼロです。
   見返してやるぞって気も勿論無いです。
   まあ、そうは言っても1部に関しては最後まで責任をもってやります。
   良くない絵は良くない。その通りですしね。
   お前の絵は気持ちが悪い!
   大いに結構。
   間違ってない。俺もそう思ったし。
   でも、描き方が違うという話は別。
   まるで違う次元の話です。

   しかし、そう考えると無駄な一年だった。
   いや、色んな意味で勉強にはなったので無駄ではないか。
   ギャラもスタジオ拘束費しか貰ってないけど、ダメだったんだからそれでも良いし。
   可哀相なのはZファンのみんなかな。
   申し訳ないが絵には期待しないでください。
   本当にすみません。

現在この日記は削除済みです。


○以前のアニメージュでも
TOMINOSUKI / 富野愛好病 月刊アニメージュ2005年6月号新訳Zに対する飛田展男、恩田尚之、仲盛文コメント

――劇場版『Zガンダム』製作決定ならびに参加が決まった際の気持ちは?

恩田 製作決定は面白いと思いましたが、自分が作監というのは正直「?」でした。他に適任が居ると思います。

河森正治とガンダム0083

河森正治氏と0083 STARDUST MEMORYやガンダム関係についてです。
河森氏は、スタジオぬえ・ガンダムセンチュリーと、ガンダムについて深い関わりがあります。
河森正治 - Wikipedia

内容はこちらの記事からです。
河森正治 ビジョンクリエイターの視点より、富野・ガンダム関係
※一部要約しており、全文ではありません。元記事をお読みになりたい方は、「河森正治 ビジョンクリエイターの視点」をお求めください。

■河森氏とガンダム

・試作2号機を試作1号機とした案
・試作2号機も当初はモノアイ
・従来のガンダムのディテールを全く使わないものも考えたが通らなかった
・いろんな演出家に短編のガンダムを10本ぐらい共作させるっていう企画
・ミノフスキークラフトやソーラ・レイのアイディアを考えた


ラフデザイン
May25~04aaa

ジオニックガンダムと書かれたデザインは、ガーベラ・テトラに通じるのではないでしょうか。
短編のガンダムは、0083の企画と同時期になりますから1991年以前でしょう。調べても全く出てきません。もちろん実現していません。


これらの発言は大変興味深いです。

『0083』の打ち合わせに出ていると、若いスタッフから「それは設定にありません」と言われるのが不思議でしたね。もう「その設定はオレが作ったから変えたっていいでしょう?」って思ってしまう。


 『0083』は、「今回はリアルにやろう」ってコンセプトだったんで、それなら走るシーンはなんとかしたかった。せめて姿勢を低くして、重心はぶらさないように。でもそれは許可がでなかった。撃たれたら困るから、塹壕に隠れて銃だけ上げて使う案も出しました。せっかくビームライフルに照準器が付いているんだから、そのほうが合理的なはずだから。でもNGだった。結局、『ガンダム』という作品には重い枷があって、それをリアルで超えることはできないんですよ。


ガンダムはリアルなわけがない。でもロボットプロレスが戦争ごっこを非常にうまくやっているのが面白い。それでいいじゃないか」っていうことです。兵器としてはリアリティのかけらもない~。それがどこかでなにかを間違えて、メカのファンの何割かまでリアルだと錯覚してしまった。


『マクロス』でも、いまだに「正史はどれですか?」って言われると、「ありません」としか言いようがない(笑)。提示されるものを盲目的に信じてしまうのは、原発安全神話と似た集団催眠的な怖さを感じますね。設定は物語を面白くするためのものだし、たとえシリーズでも作品が変われば設定も変わっていいはずなのに、その固定観念を変えるのが本当に難しい




0083 STARDUST MEMORYに積極的に参加していた河森氏でしたが、「0083」という作品風には合っておらず、結局メカニカルスタイリングに落ち着いてしまいまいた。無反動砲のボールをガンダムと呼ぶ企画は見てみたかったです。非常に残念。
また、「マクロス7は『0083』を経験して、変わったものを作ろうと思った」と発言されていました。

河森氏が仰っていることは、もちろん今のガンムにも通じます。
UCがありAGEがあり、THE ORIGINや富野監督の新作が始まる。これからのガンダムの事について考えさせられました。


富野由悠季、河森正治とタッグを組む企画があった

過去に河森正治氏は、富野監督やサンライズとも仕事の予定がありました。
河森正治 - Wikipedia

内容はこちらの記事からです。
河森正治 ビジョンクリエイターの視点より、富野・ガンダム関係
※一部要約しており、全文ではありません。元記事をお読みになりたい方は、「河森正治 ビジョンクリエイターの視点」をお求めください。


■富野監督と河森氏

当時は忙しかったけど、みんな若かったですからね、宮武(一貴)さんは30歳前後で、自分の今の年齢よりもずっと若かったですからね。自分は『クラッシャージョウ』のデザインをやりながら、『超時空要塞マクロス』の企画をやりつつ、タカラのダイアクロシリーズや『ゴールドライタン』を描き、富野(由悠季)さんとも別の企画をやっていました。富野さんとの企画は、主役マシンのハッチやパネルが開閉してエアブレーキになって、中の構造が見えるというウリの設定を考えた作品だったんです。が、『マクロス』が発表されたときに、「他所でなにをやっているんだ!」って企画がNGになってしまった(苦笑)。サンライズ以外でそういうロボットものの企画をやっていたのがダメだったみたいで。でも『マクロス』は、そもそもサンライズさんに提案して断られた企画なんですよ(苦笑)。

・富野監督との企画は、マクロスが1982年放送ですから、1980~81年頃でしょうか。

『Gun Sight』っていう公式と非公式の中間ぐらいの同人誌を作っていたんですけど、それがのちに発展して『ガンダムセンチュリー』という1冊の本になって、それを富野さんに気に入っていただけて、今に続くガンダムの設定のベースになっていますよね。


だいたい初代ガンダムのころは、脚本の松崎(健一)さんも、もちろん富野さんも、「ザクはいいけど、ガンダムさえ出なければもっといい作品になるのに」と言いながら作られていたわけですしね。




■サンライズと河森氏

・1981年に書かれたサンライズ作品企画案のメモというものがあり、「初期型モビルスーツ!?」や「未知との遭遇+国家間+個人」と書かれていました。
上の富野監督との企画とは関係は不明。
 

その中国旅行も、次の企画のためのものでした。没になったんですけど、サンライズさんでやろうと思っていた遊牧民が出てくるロボットものです。巨大な惑星が舞台で、地上を進む民族と川を進む民族が対立する世界があって、そこの次元ジャンプのような形で飛び込んでしまった主人公たちが巻き込まれて……っていう話ですね。


・巻末によると、題名は『パラレルワールド』となっており、「85年に中国取材へ行くきっかけとなった遊牧民ロボットもの。本企画では、戦車と攻撃機が合体してロボットになる試作も作られていた。かなり凝った試作であり、VF-1バルキリー企画時と同様のプロセスを経て、世に出る可能性があった。」という内容。



実は『機動武闘伝Gガンダム』も、格闘ものになる以前、「火星を舞台にしたガンダム」というコンセプトだった時期に参加していて、目玉型の火星基地などを描いていたんですよ。その火星基地は、のちに『カウボーイビバップ』で活用されます(笑)。


1985年の中国旅とGガンダム放送の1994年より前である「火星を舞台にしたガンダム」との関係は不明。
Gガンダムの前身の企画に参加しており、ビバップで使用されているようです。

・Gガンダムの前企画で火星を舞台にした、といえばこちらを想像しました。

TOMINOSUKI / 富野愛好病 富野由悠季没企画、没監督・演出作品一覧
4.ポルカガンダム
 元々『Vガンダム』の後番組として備えた企画だが、富野のテレビガンダムシリーズの降板により、結局後番組は『Gガンダム』となった。内容は「火星移住民と地球との摩擦を描く」というもので、後の『∀ガンダム』に流れたアイデアが伺える。


こちらも直接の関係は書かれていないので不明ですが、「火星を舞台にしたガンダム」=「ポルカカンダム」なのではないでしょうか。
もしポルカガンダムでないとしても、一度ポルカガンダムの設定を活用したものが、「火星を舞台にしたガンダム」。
しかし、これも流れてしまい、Gガンダムに至ったのではないでしょうか。
ですから、「火星を舞台にしたガンダム」≒「ポルカカンダム」になると考えました。

どちらにしろ、富野監督は、河森氏と仕事をする予定がありました。
サンライズとは、何度も仕事をする予定があったようですね。
これから先、富野監督と河森氏のタッグはあるのでしょうか。


『河森正治 ビジョンクリエイターの視点』より、富野・ガンダム関係

2013年1月18日に発売した『河森正治 ビジョンクリエイターの視点』より、富野監督・ガンダム関係を抜き出しました。
この本について2つ記事を書きました。
富野由悠季、河森正治とタッグを組む企画があった
河森正治とガンダム

※一部要約しており、全文ではありません。元記事をお読みになりたい方は、「河森正治 ビジョンクリエイターの視点」をお求めください。

河森正治 ビジョンクリエイターの視点  | キネマ旬報社
内容紹介
『マクロス』『アクエリオン』『AKB0048』など、メカニックデザイナー、監督のみならず、
原作、脚本、演出と幅広く活躍中の“ビジョンクリエイター"河森正治。
学生時代からプロとして活動、すでに35年以上におよぶその創作キャリアのすべてを語り尽くした、
究極の「河森正治本」が登場!
目に見えるものすべてを生み出す、ビジョンクリエイターの視点とは?
河森正治が作品づくりの姿勢やヒントを語り尽くした、クリエイター本の決定版!

【CONTENTS】
●20時間ロングインタビュー
・河森正治と、デザインを生み出すこと
・河森正治と、取材がもたらすもの
・河森正治と、アニメーションを作ること

●カラーグラビア46ページ
・日常の仕事風景
・河森正治デザインの源流と進化の歴史
フィッシャーテクニックと40数年ぶりの再会/デザインとスタイリング
・河森正治本人撮影の写真でふりかえる30年分の取材旅行記
アメリカ、中国、インド、ネパール、タイ、ヨーロッパ・・・etc.

●スペシャル対談
・原田則彦(ZAGATOチーフデザイナー)×河森正治
・ブルーインパルス×河森正治
・シルク・ドゥ・ソレイユ KOOZA×河森正治

●河森作品の“今"を支えるスタッフたちの証言
佐藤道明(サテライト代表取締役)/菅野よう子/天神英貴/佐藤英一/江端里沙/丸藤広貴
岡田麿里/橋本トミサブロウ、八木下浩史、池田幸雄(サテライト CG チーム)
ロマン・トマ、ブリュネ・スタニスラス、ルガル・ヤン(サテライト フランスチーム)

●河森正治WORKS(仕事年表と主要作品解説)

☆ラフデザイン、アイディアメモや企画メモなど貴重な資料も満載!
・『マクロスF』のVF-25やVF-27ラフデザイン、レアなYF-29のラフデザインも収録
・本邦初公開となる『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のガンダム各機ラフデザイン収録
・『クラッシャージョウ』『超時空要塞マクロス』デザイン誕生の軌跡を追う、
当時のスケッチ帳からの幻のデザインアイディアメモを収録
・『超時空要塞マクロス』の原案となった『メガロード』の企画メモ収録
・実現しなかった幻の企画の数々も河森正治本人の言葉で紹介
・・・etc.

中国1人旅が運命を決定づける(CHINA 1985)

 その中国旅行も、次の企画のためのものでした。没になったんですけど、サンライズさんでやろうと思っていた遊牧民が出てくるロボットものです。巨大な惑星が舞台で、地上を進む民族と川を進む民族が対立する世界があって、そこの次元ジャンプのような形で飛び込んでしまった主人公たちが巻き込まれて……っていう話ですね。 ※1

(後略)

電車の中すら作業場だった

(前略)
 当時は忙しかったけど、みんな若かったですからね、宮武(一貴)さんは30歳前後で、自分の今の年齢よりもずっと若かったですからね。自分は『クラッシャージョウ』のデザインをやりながら、『超時空要塞マクロス』の企画をやりつつ、タカラのダイアクロシリーズや『ゴールドライタン』を描き、富野(由悠季)さんとも別の企画をやっていました。富野さんとの企画は、主役マシンのハッチやパネルが開閉してエアブレーキになって、中の構造が見えるというウリの設定を考えた作品だったんです。が、『マクロス』が発表されたときに、「他所でなにをやっているんだ!」って企画がNGになってしまった(苦笑)。サンライズ以外でそういうロボットものの企画をやっていたのがダメだったみたいで。でも『マクロス』は、そもそもサンライズさんに提案して断られた企画なんですよ(苦笑)。


あらゆる仕事を受ける時代

 『舞夢』の件※2では、当時サンライズに所属していたボンズの南(雅彦)さんや、現・A-1 Picturesの植田(益朗)に多大な迷惑をおかけしてしまったんです。その後はあらゆる仕事を受けますって心に決めました。南さんに頼まれることはなんでもやる。それは今も変わらないです。
 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に参加したのも、その流れですね。実は『機動武闘伝Gガンダム』も、格闘ものになる以前、「火星を舞台にしたガンダム」というコンセプトだった時期に参加していて、目玉型の火星基地などを描いていたんですよ。その火星基地は、のちに『カウボーイビバップ』で活用されます(笑)。
 スタイリングを担当した『0083』のときは、8種類ぐらいガンダム案を出して、「これはさすがに元デザインに近すぎるだろう」と思っていたのが通ってちょっとがっかりでした。ほかは試作2号機を試作1号機とした案もあったし、モノアイのガンダムも描きましたね。試作2号機も当初はモノアイだったんですよ。ほかにも従来のガンダムのディテールを全く使わないものも考えましたけど通らなかった。
 同時期だったと思うんですが、いろんな演出家に短編のガンダムを10本ぐらい共作させるっていう企画があって、自分はちゃんと重心位置に砲身の軸がある、もしくは無反動砲のボールを作って、それをガンダムと呼ぶっていう企画を出したんですけど却下されました(笑)。そんな感覚があったぐらいだから、元のデザインを変えることに抵抗はなかったんです。
 もともと『機動戦士ガンダム』って設定面は作りながら辻褄を合わせるってくらいアバウトなものだったのに、『0083』の打ち合わせに出ていると、若いスタッフから「それは設定にありません」と言われるのが不思議でしたね。もう「その設定はオレが作ったから変えたっていいでしょう?」って思ってしまう。まぁ変な話ですよね(笑)。

「遊び」が事実としてとらえられる怖さ

 そもそも自分がセミプロみたいな学生時代に、友人たちと『Gun Sight』っていう公式と非公式の中間ぐらいの同人誌を作っていたんですけど、それがのちに発展して『ガンダムセンチュリー』という1冊の本になって、それを富野さんに気に入っていただけて、今に続くガンダムの設定のベースになっていますよね。当時『ガンダム』って、ミノフスキー粒子っていう言葉はあっても、それは具体的になにか?という設定はなく、年表もほとんど存在しなかった。そういった設定面を補足する遊びが、『ガンダムセンチュリー』だったんです。
 掲載された設定では、絵だけじゃなく文章も書いていて、相当関わっていますね。燃料や推進剤のタンクを付けるアイディアとか、整備するときにブロックごとするのは嫌だからハッチを開けるとか。AMBACの概念もそうです。モビルスーツに手足が付いている意味を考えたとき、宇宙空間で姿勢制御をする際に作用反作用で推進剤を使わなくても済むっていうアイディアを出して。NASAさんの宇宙飛行士が宇宙空間で自分の姿勢を変えるとき、体操みたいに手を動かして反動を使うっていうことを知っていたから、その原理を使えばいいと思って。宇宙では、推進剤の節約はすごく重要なんです。それから、ミノフスキークラフトを考えて、どうやっても飛ぶわけがないホワイトベースを浮かせるようにしたり。テレビシリーズのオンエア中にも、ソーラ・レイのアイディアを考えて使っていただいたりしました。
 『0083』は、「今回はリアルにやろう」ってコンセプトだったんで、それなら走るシーンはなんとかしたかった。せめて姿勢を低くして、重心はぶらさないように。でもそれは許可がでなかった。撃たれたら困るから、塹壕に隠れて銃だけ上げて使う案も出しました。せっかくビームライフルに照準器が付いているんだから、そのほうが合理的なはずだから。でもNGだった。結局、『ガンダム』という作品には重い枷があって、それをリアルで超えることはできないんですよ。

リアルという言葉の呪縛

 それからリアルっていう言葉を、慎重に使うようになった気がします。『マクロス』はあくまで「リアルっぽい」ものであって、リアルではない。いまどき、あんな空中戦をやるわけがないけど、爽快感重視のシミュレーターとして演出しているからやるんです。
 まぁ太平洋戦争当時の日本が、航空戦力が優位とわかっていながら、大鑑巨砲主義に逆戻りして戦艦大和を作って失敗してしまう……、みたいな感覚に近いです。もそもそ宮武さんたちのデザインしていたパワードスーツが、転用されてモビルスーツになっていったわけですけど、おもちゃ化のために変質したデザインが、歴史とともにリアルの主流と錯覚されていくというのも不気味ですよね。
 大学1、2年のころだったかな。仲間内で話していたのが、「ガンダムはリアルなわけがない。でもロボットプロレスが戦争ごっこを非常にうまくやっているのが面白い。それでいいじゃないか」っていうことです。兵器としてはリアリティのかけらもない巨大二足歩行ロボットが、第一次大戦よりももっと古い戦法で、戦国時代の合戦のような戦いをしるのが面白いんです。そこでリアルっていう言葉を使いさえしなければ、圧倒的な作品の魅力といえるんですよね。それがどこかでなにかを間違えて、メカのファンの何割かまでリアルだと錯覚してしまった。
 だいたい初代ガンダムのころは、脚本の松崎(健一)さんも、もちろん富野さんも、「ザクはいいけど、ガンダムさえ出なければもっといい作品になるのに」と言いながら作られていたわけですしね。
 そもそも『ガンダムセンチュリー』は、『ガンダム』の辻褄を合わせる遊びとして始めたんです。「設定なんか後で作ればいい」っていうスタンス。作品は自由に作って、後で辻褄併せて、その世界観の中だけで通用するものを導き出す遊びです。それがまさか公式になるとは思っていなかったし、残るなんて思っていなかったです。だから『マクロス』でも、いまだに「正史はどれですか?」って言われると、「ありません」としか言いようがない(笑)。提示されるものを盲目的に信じてしまうのは、原発安全神話と似た集団催眠的な怖さを感じますね。設定は物語を面白くするためのものだし、たとえシリーズでも作品が変われば設定も変わっていいはずなのに、その固定観念を変えるのが本当に難しい。 
 『0083』は「初代ガンダムの雰囲気を再現したい」って言われれば、それで構わなかったんですよ。自分も作品としての初代ガンダムは大好きだし。それなら立って走っても決して文句は言わない。そこで「ガンダム世界におけるリアリティですよね?」って聞いても、「いや本当のリアルです」ってこたえられるから、混乱してしまったんです。


※1 巻末によると、題名は『パラレルワールド』となっており、「85年に中国取材へ行くきっかけとなった遊牧民ロボットもの。本企画では、戦車と攻撃機が合体してロボットになる試作も作られていた。かなり凝った試作であり、VF-1バルキリー企画時と同様のプロセスを経て、世に出る可能性があった。」という内容。

※2 河森氏が手がけたアニメ映画企画で、プロジェクト展開が発表されたが製、その後作中止となった


南雅彦 - Wikipedia
Gガンダム、カウボーイビバップのプロデューサー
植田益朗 - Wikipedia
ガンダムIII めぐりあい宇宙、0083、Gガンダム、Vガンダムのプロデューサー


約300ページもあり、ボリュームたっぷりです。河森氏について詳しく、全く知らなくても楽しめるでしょう。
マクロスのことが多いのはもちろんですが、旅の話やスペシャル対談もとても興味深いです。
ざっと見たときにはあまり面白いと感じませんでしたが、しっかりと読んでみると濃い内容の本でした。




プロフィール

だいけい

Author:だいけい
ガンダム関係・富野由悠季やアニメなどの情報紹介や考察をしていきます。
気軽にコメント頂けたら幸いです。


別名でも活動。
最近は更新減少中…



連絡先→in2mistletoe@hotmail.co.jp

twitter→ @in2mistletoe

カレンダー
05 | 2013/06 | 07
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
アクセス
検索フォーム
FC2ブログランキング
FC2ブログランキング
Twitter
リンク
記事一覧
全記事表示
RSSリンクの表示