〝Gレコ〟の名前の推測、ガンダム35周年インタビュー、富野頭突き-富野由悠季監督ネタ3つ
3月20日にガンダム35周年記念配信、富野由悠季監督作Gレコやオリジンの発表か?!
そして、明後日の3月21日には富野監督の最新作PVが上映されるトークショーがあります。
TAAF2014、富野由悠季監督のトークセッションと「Gのレコンギスタ」のPVを上映
それに関連していくつかのガンダムと富野監督のニュースがありました。
■Gのレコンギスタ
1つ目はGレコこと「Gのレコンギスタ」について
35周年にして“ガンダム最終戦争”勃発? “Gレコ”に秘められた富野監督の思いとは!? http://t.co/1QdV74DKxC
— おたぽる編集部 (@otapol_jp) 2014, 3月 19
とある事情通のアニメプロデューサーに訊ねてみたところ、意外な答えが返ってきた。どうやらこれは“ガンダム”の著作権に関わる問題が背景にあるというのだ。
「“Gレコ”とは制作上、仮につけられたコードネームで『Gのレコンキスタ』もしくは『Gのレコンギスタ』なるタイトルの略称です。“Gレコ”の“G”は、もちろん“ガンダム”のことですが、表立ってそう名乗ると創通が必ず製作に割り込んでくる。それがどうやら富野監督やサンライズはお気に召さないらしいんです」
近年、幾ばくかのロイヤリティが支払われるようになったこともあり、良好な関係を築いている富野監督とサンライズだが「できれば、新作は創通抜きでやりたい、というのが正直なところだと思いますよ」(前出のプロデューサー)とのこと。
こちらの内容は、あくまで推測です。
「とある事情通のアニメプロデューサー」のような書き方をしていて少し怪しい…(笑)
しかし、内容は全くの間違いではないと思いますし、興味深い記事だと思います。
「Gのレコンギスタ」の名前の考察は、すでにシャア専用ブログさんやTOMINOSUKI / 富野愛好病 さんで触れています。
■富野監督のインタビュー
2つ目は富野監督のインタビュー
ガンダム35周年 巨大ロボットの枷があればこそ :日本経済新聞
皆さん、私がガンダムを作ったからこそ会って下さった。また近年は、ガンダムを見て育った「ガンダム世代」が各分野でオピニオンリーダーになっており、そうした方の話を聞くと、皆さん内容をよく理解してくれていると感じる。「映画を作りたい」と願った自分の思いは、伝わっていたのだと分かった。
「機動戦士ガンダム」はおそらく、「ロボットもの」という枷があったからこそ、多くの人に支持されるアニメになったのだろう。
最近は海外とのプロジェクトも進んでいる。
「アバター」「パシフィック・リム」などの特殊メーク等を手掛けたハリウッドのLegacy Effectsという制作会社が、「トミノのコンテンツなら、ハリウッドで映画にできるよ」と言ってくれた。この会社と、(日本のプロデューサーやクリエーターで組織する)「オオカゼノオコルサマ」との業務提携によって、私の新作を製作するプロジェクトが進行中だ。
こうした海外からの声や、日本のファン、世間から、これから死ぬまで元気で創作をしていくベース、力をいただけた。本音を言えば今でも「ロボットもの」は嫌いだが、ロボットものであっても恥ずかしくない作品が作れると今は思える。
僕はホームビデオ、レーザーディスクや今回のHDリマスターなどこれまで5回ほど、映像のバージョンアップにかかわっている。1作でこんなに何度もやっている人間は他にいないだろう。
その中で今回は、危険も感じた。技術が進み、極端な話、映像を作り変えることもできるようになったからだ。私は、映像がクリアになり過ぎることに違和感がある。ブツブツの粒子が全て消え、輪郭線の黒が鮮明になり過ぎると、もとの16ミリフィルムの作品からかけ離れてしまうように思う。そこで技術者の方には、最低限の補修しかしない努力をしてほしいとお願いした。
「ハリウッドのLegacy Effectsという制作会社が、「トミノのコンテンツなら、ハリウッドで映画にできるよ」と言ってくれた。」やリマスター作業について語っているのは面白いです。
他はいつもの監督です(笑)
■大和田秀樹氏の漫画『「ガンダム」を創った男たち。』
35周年『ガンダム』初放映は「途中打ち切り」だった…「アニメは子供向け」を覆したガンダム創造者たちの“大博打” - MSN産経west
■漫画化の依頼に“頭突き”で応える
大和田さんがガンダムを初めて見たのは小学3年生のとき。「これまで見てきたアニメとはまったく違う。凄い衝撃でした」。東北大工学部に進学しながらも中退、漫画家の道を選んだのは、やはりガンダムの影響が大きいという。
「ガンダム創作秘話を漫画化したい」という大和田さんの夢は実現不可能ともいわれてきた。なぜなら、ガンダム産みの親といえる富野さんたち3人は、アニメ界の枠を超えて神格化され、もはや伝説といえる人物となっていた。出版界にとってもこの状況は同じで、大和田さんの漫画化の構想は、準備を終えた段階から1年以上ストップしたままだった。
「このままではボツになってしまう。幻のまま終わらせたくない」。そんなあせりの一心から、大和田さんが富野さんに直談判する場面も漫画で描かれる。
出版社の新年会に現れた富野さんを見つけた大和田さんは、編集者たちの制止を振り切り、直接交渉に訴えるのだ。
「私に描かせてください」。緊張しながら切り出す大和田さん。すると、突然、富野さんは自分の頭を大和田さんの頭にぶつけ、頭突きをした後、「好きなようにやりなさい」と叱咤激励したという。
スキンヘッドで頭突きと言えば、サッカーのジダンが思い浮かびました(笑)
でも、こちらはスキンシップの一環ですね。頭突きされた大和田氏が少しうらやましいです。
『「ガンダム」を創った男たち。』は、同じ作者の『ガンダムさん』の外伝です。
本編の『ガンダムさん』にはこんな話があります。
4コマ漫画『機動戦士ガンダムさん』、ドメイン取得、ついにアニメ化!?
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