逆襲のシャアの地球儀が発見される!
逆襲のシャアの地球儀はCGではなく、実物、実写です。
え、ガンダムの地球儀がある...。なんで...。 pic.twitter.com/9vsBNGFftb
— つちやさん (@TSUCHEEE) 2014, 12月 9
@t_kotobuki 指示がありました。 pic.twitter.com/ua4u7kSsXf
— つちやさん (@TSUCHEEE) 2014, 12月 9
日本の近くとかインドとか汚なくなってしまっつる。 pic.twitter.com/A0VZH0drY1
— つちやさん (@TSUCHEEE) 2014, 12月 9
■逆襲のシャアの地球儀を担当した高松信司氏
逆襲のシャアでは演出補の高松信司氏も反応しました。
高松信司監督、Z・ZZのOP・EDを演出!!
高松信司氏の幻のライディーンリメイク -勇者ライディーンとは-
え? 逆シャアの地球儀、まだあったんだ!? RT @TSUCHEEE: え、ガンダムの地球儀がある...。なんで...。 pic.twitter.com/ZIPxmWbx1s
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 12月 11
チベットに落ちた隕石の茶色い粉塵が日本の近くまで広がっているのがちゃんと分かる>逆シャア地球儀
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 12月 11
@TSUCHEEE
どうもです。
その地球儀は私の担当でした。
その本体は手作りでスプレーで黒く塗りました。
表面は美術さんが画を描くために貼ってあった紙を剥がしてサンドペーパーで滑らかにしたものです。
すべてが懐かしいです。
ありがとうございました。
m(_ _)m
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 12月 11
何日もサンドペーパーで磨いたのでした(笑)>逆シャア地球儀
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 12月 11
■逆襲のシャアの地球儀とは
高松氏が以前、地球儀について話されていました。
「逆襲のシャア」終盤で、サイコフレームが飛んでゆくカットの地球が回ってるのはCGではなく、地球儀に描かれた立体背景を撮影台の上で一コマづつ回しなが撮影したものです。 PAN UPもしてる! pic.twitter.com/25NmjYPxDW
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 15
「演出補」という富野監督の手下の役職の私の仕事は、買ってきた地球義から貼ってある地図を剥がして背景が描きやすいようにサンドペーパーで磨く事でした。そこに美監の池田さんが直接地球の背景を描きました。
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 15
ちゃんと、ラサに落ちた隕石(5thルナ)の痕跡と、そこから広がる砂塵による大気汚染も描いてある。けど、よく見えない(苦)
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 15
今だったらCGで簡単にできる事ですが、1988年当時はCGはものすごくコストが高くて、「逆シャア」のコロニーが回っている数カットにテレビアニメ2話分くらいの予算が費やされたほどです。
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 15
もし「逆襲のシャア」をご覧になる機会がありましたら、これはCGじゃなくて地球儀に描かれた実写なのだと思いながら観てください。
m(_ _)m
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 15
私自身は、観ると当時の辛かった想い出がフラッシュバックするので、公開当時に劇場で観て以来、ちゃんとした形で見返した事はありません。
でも今でも全カット記憶していると思います(苦)
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 15
ちなみに逆シャアの地球儀は、アニメ撮影台の上に黒いゴムマットを敷いて、その上に地球儀を横倒しに固定することによって、通常のハンドル操作で台が動き地球儀が回転するという仕組みです。当時の業界人だけがわかる説明でした。
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 15
高松氏は、既存の地球儀表面を改造しました。表面を剥がし、サンドペーパーで磨きました。
私もCGだと思っていました(汗)
実写は安価で、当時のCGは非常に高価だったのですねぇ。
■Zガンダムのコロニー
セル時代に、回っている地球を表現するのに一般的だったのは、宇宙背景に丸く穴を開けて上にセルを貼り、そこにエアブラシで球面を感じさせる影とハイライトと大気の厚みを描き、その下で地球の表面の背景をゆっくり引くことによって、回っているように見えるという方法。
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 20
この方法は「ボルテスV」の時代に、どなたか先人の方が考案されて、サンライズで代々受け継がれてきた技術だそうです。これは、スペースコロニーの側面のように丸みのあるものがゆっくり回転しているような時にも応用されています。
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 20
「Zガンダム」のコロニーは、元ネタの「オニール計画」でオニール博士が「6kmの円筒形のコロニーが地球と同じ重力(1G)を得るには1分50秒で一回転すればよい」と言ってたので、だいたいそんなスピードで回していました。
— 高松 信司 (@takama2_shinji) 2014, 6月 20
コロニーが実写な場面は、細長い側面ではなく、出入り口のある真円を正面から見たときです。
適当な画像が見つかりませんが、ZのOPの最後みたいなところです。
Zガンダムだけでなく、初代ガンダムも同じく実写です。
大好きな逆襲のシャアに出る地球儀は沢山の驚きがありました。
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