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名監督の条件、宮地昌幸氏が語る富野由悠季監督と宮崎駿監督とは?Gレコ制作秘話も


宮地昌幸氏が様々な監督を語っておられます。

宮地昌幸氏は、富野監督の絵コンテを演出するとき富野監督に成りきって考える

宮地昌幸 - Wikipedia

スタジオジブリの講習会「東小金井村塾」で学ぶ。
アニメーターの奥村正志とは同期。その後、宮崎駿にその才能を見込まれ、25歳で『千と千尋の神隠し』の監督助手に抜擢される。
2008年、『亡念のザムド』で初監督を務める。



宮地氏はGレコの22話、25話の絵コンテで参加されています。
ガンダム Gのレコンギスタ、スタッフのツイートまとめ目次





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15分頃

春日 あの人(五社さん)の作りは少年なんです。
タツオ 他の監督、例えば少年らしさってあるじゃないですか。どうですか?
宮地 富野さんとか宮崎さんの話とか少年らしいなって。少年らしいって良く聞こえますけど、まあ…
タツオ 身の回りにいる人は大変だと思いますよ。
春日 少年と仕事するわけだからね。それはたまらんですよ。
宮地 ほんとにそういうことだと思いますよ。才能には、良いエンジンは排気ガスも出しますから。
    そういう意味だと煙たくなる感じの周りに。だからほんとに、
    堀越次郎の風立ちぬじゃないですけど、なかなかタバコぷかぷか吸いますんで、
    周りが煙いよって。才能には、それがくっついてますから。
    プラスとマイナスがすごい光が当たってるところには、すごい濃い影が落ちますから。
春日 上手いこと言うよね
宮地 ちょっと詩人ですか(笑)だから少年っていうより、すごく繊細なんだと思いますね、発想とかが。


23分頃

春日 富野さんの作品なんか見てると読めないじゃないですか、人物の行動っていうのが。
宮地 富野監督は、発見したくてしょうがない人です。一番最近って言ったらあれなんですけど、
    僕が経験したので、具体的な作品で言うとGのレコンギスタってやつなんですけど。
    内容に触れちゃうんで、あんまり話せないんですけど、
    Gのレコンギスタ、富野監督が脚本も書いてるんですよ。
    で富野監督が脚本を書いてて、それを僕が絵コンテにするんです、絵にして、全部起こし直して。
    それを富野監督に、監督のチェックとしてお渡ししって。
タツオ だから、富野さんの頭の中にあるイメージを具現化する、
     具体化するっていう役割なんですよね。
宮地 そうなんです。普通に考えて、アニメーション工程の話は一個置いておくんですけど、
    そこ俺が噛むだけ損じゃないって思うんですねよ。俺噛まないで、
    富野監督が絵にすればいいじゃんって。それもできるんですけど、富野監督は、
    一回人通したいんですよね。それは、対話としてみんなで作りたいからなんですよ。
    あと発見したいんですよ、多分。
    富野監督の脚本を富野監督が絵コンテにしても、面白くないだけじゃないですか。
    それを俺っていう全く他人び振って、俺と対峙したいって思ってくれてるんですね、どっかで。
    一個のワンシーンでちょっと面白いシーンがあって。あるキャラクターがお母さんと会うんです。
    そしたら、思ってるより、ちょっと冷たいリアクションが来たみたいなシーンがあった。
    それは富野監督の脚本だと、なんか
    「そっけないのね。大丈夫?身体平気だった?とか一言もなかったな。シュン…」
    みたいなシーンだったんです。
    で、それ一応富野監督の脚本じゃないですか。それ僕が勝手に変えるわけにはいかない。
    それを(宮地さんが)上手くやるんですよね。
    お母さんと別れてエレベーターが閉まる瞬間に息をフッっと抜いて、
    もたれ掛りながら、ポロポロ「大丈夫だったとかもなしかよ」みたいな感じ書いて。
    そしたら、富野監督がそれをチェックしてくれる時に、いきなり元気になってるんです。
    「大丈夫だった?みたいな一言もなかったわね」って(他人に)言われるんです。
    「そんなこと期待してないよ」とかに変わってるんですよ。
春日 おおー、ニュアンスが全然違ってますね
宮地 俺を励ますみたいな形にして、ある種、もうその一個先に進んじゃうんです。
    そんで上手だったのが、「でも居るだけいいよ母さんが。それがプライドになる」
    みたいなセリフに変わってるんです。
    そんなの脚本に一個もないんだけど、〝プライド〟っていうのが、
    エンディングテーマの「掴めプライド」とかにかかってるんです。(富野監督が)上手い、もう!
春日 物語のテーマのなってるくるわけですね。すごいね。
宮地 そう。俺がやったことにキャッチボールでガンガンやりながら、盛って盛って盛ってちゃうんです。
春日 なんか勝新に近いですね。
宮地 そうです、そうです。
    それをライブ感として自分が発見したい気持ちがあるんだと思いますね、多分。
    変な言い方、言われた通りにやってるんだけど、
    変えられちゃって悔しいって気持ちも(宮地さんに)あるんですけど、
    メチャクチャ面白くなってるんで、惚れ惚れしちゃうっていう。
    斬られたのに、痛くなかったからうれしいみたいな。
春日 勝のスタッフの人が言ってましたけど、なんでそんな勝さん、
    あの人の現場も台本とか言ってますげど、元々にプロットはあるんですよね、台本になる。
    それをなぜ脚本家に書かせてるかっていったら、それなんですよね。
タツオ ライブ感みたいに。
春日 〝0〟から〝1〟を自分で作るのは大変だから、誰かに〝1〟を作って貰って、
    そっから〝10〟に自分はやっていくっていう。富野さんもそんな感じですよね。
    まず、誰かに〝1〟を作らせておいて、そっから〝10〟に向かって走ってくっていう。
宮地 でもその〝1〟を作るときも、始めっから「どうせ監督が直しちゃうんだろ」
    って〝1〟作るとバレるんです。「真面目にやれー!真面目にやるのよー!」って。
春日 多分それって、〝10〟が見える〝1〟じゃないわけですよね。
宮地 もう、変な言い方、良い梯子ちゃんと(しっかり)持ってないと見え透いちゃうんですよね。
春日 〝10〟が見える〝1〟を作ってこいってことなっってるんですよね。
    すごいですねその作業。
宮地 もうね、すんげー修行ですよ、これ。面白いですけど。楽しくやらせて頂いてます。
    富野監督はそういうやり取りでyったりすんですけど、
    宮崎監督はとかは、絵コンテを描くときに、
    絵コンテをライブ描き下ろしていくっていうことなんだなと思いますね。
タツオ 脚本ないですもんね。


45分頃

タツオ 劇場アニメ適正のある監督っているわけでしょう?
宮地 生意気な言い方します。富野監督は、僕はTVに向いてる方だと思っています。
    それはなぜかっていうと、
    セリフ劇や人との会話のやり取りをえがくところが好きだからなんだと思うんです。
    宮崎監督が映画に向いてる、俺が向いてるもクソもないんですけど、やっぱりなって思うのは、
    絵作りと抽象化が上手いんです。この絵が欲しいっていうのが、すごく先行してるんです。
    (細田守監督のおおかみ子供の例)
タツオ それは、20(分)×4じゃなくて、あくまで一辺の中で、
     こことここを振りにして、最後ちゃんとトータルで完成度があるようなもの。


52分頃

春日 映画に向いてる人って、ロジックじゃないですね。
宮地 なので、富野監督も劇映画作るじゃやないですか。富野監督の場合は、
    それをこうやるよりは、圧縮、濃縮ギュってやるって感じなんだと思うんですよね。
    なので、富野監督の場合だと圧縮して映画にしたから、
    「お前たちが解凍しないさい。解凍はお前らの仕事だろ」って感じになると思うんですよ。
    宮崎監督の場合は、圧縮して送らないで、その圧縮装置まで、
    こっち(受け手)にくれる感じはあるんと思うんですよね、イメージとしては。
春日 逆襲のシャアとか見てるとそうですよね。2時間ちょいであの情報量は異常だよね。
    あれ、あの人(富野監督)じゃないとできませんよね。あの量普通にやったら、
    前、中、後編ぐらいでやらないとできないところを、ギュギュギュギュって。
    何日間かの話してるじゃないですか。
    確かに、あれなんかもTVやったら面白いんじゃないかって気になっちゃうますよ。
宮地 セリフのやり取りとか人間関係とか群像劇とか、
    そういうものの人との交錯がすごく富野監督は得意だし、好きなだと思うんですね。
    沢山の人とかが交錯し合うみたいな、一人称型の物語じゃないじゃないですか。
タツオ 一人称型はどっちかっていうと映画向きで、二者間会話で成り立つのはTV的というか。
宮地 TVは、26本作るとかで、そこをどうやって演出するかってなったり、人間の置き方とか。
    だから、富野監督はオペラとか、舞台とかが大好きなのは、人の出入りとか、
    そういうことがすごく好きなんだと思うんですね。
    宮崎監督の場合は、タツオさんの言葉借りるとログイン型の物語っていうんですかね。


54分頃

タツオ とはいえですよ。人に任せるっていうことも覚えて、「これやるんやー」って言って
     付いてくるって人がいるっていうのがすごいじゃないですか。
     どうやって人心掌握してるんですか?
宮地 それはね、とんだ魔法使いですからね、宮崎監督とかの場合は。
タツオ 愛嬌の塊?キューンってなっちゃう?
宮地 宮崎監督の笑顔でおおよそほやされるところあると思います。
    富野監督の笑顔って、若干ジャックニコルソン入ってるじゃないですか。 
    若干、怖いんですよこっちも。ジャックニコルソン型って呼んでるんですけど僕は。
    笑顔が怖いもう。両方とも印象深い素敵な感じはある…。




宮地氏が言うジャック・ニコルソン型笑顔




実写の話ということで、最初は少し抵抗がありました(笑)
邦画については全く知らないので、「ごしゃえいゆう」ってどんな5人だろう?とか思ってました(笑)
五社氏の映画は見たことがありませんし、勝新太郎氏も知りません。

しかし、こんな実写を全く知らない私でも楽しめる約1時間40分でした。
作品の見方や作り方など、一般的な話です。
富野監督について言及部分だけ抜き出して文字起こしをしていますが、
最初から最後まで続いてる話ですので、是非お聞きになってください。

宮地氏の富野、宮崎監督論から、比較まで素晴らしいお話が聞けます。
両氏について、これほど語れるのは、宮地氏ぐらいではないのでしょうか。
押井守氏についても多少あります。

宮地氏が、23分以降に話をされた内容は、具体的に名前を出していませんが、23分以前の話に似ています。
また、富野監督、宮崎監督の名前は具体的に出してはいませんが、宮地氏は58分頃に弟子と巨匠の話もしています。


話されていた中で、
「分かること」が面白いことではない、よく分かんなかったけど面白い、破たんも含めて面白い
などが出てきて、なるほどなと思う場面や共感することがありました。
これは、Gレコにも通じることだと思います。









■Gのレコンギスタ

宮地氏がGレコの話をされていますが、内容からすると22話だと思われます。





22話は題名が「地球圏再会」とあるように、ベルリはきっと(育ての)母親である、ウィルミットと再会するのでしょう。
宮地氏が言っている富野監督とのやり取りは、ウィルミット再会後のベルリについてだと思われます。

Gレコ1話も、脚本と絵コンテでは大幅に変更されている箇所がありましたね。

宮地氏は22話以降も参加しているため、あくまで推測です。





【アニメスタッフ論1】で富野監督の話が出た後、1以降4まで聞きましたが、富野監督の話は出てきませんでした。
宮地昌幸氏は、富野監督の絵コンテを演出するとき富野監督に成りきって考える

しかし、実際にOPに制作して、制作現場を知れたのは、非常に興味深かったです。
Gレコにも参加している橋本誠一氏の作画についても知ることができます。
特に、作画好きな方にはオススメです。












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プロフィール

だいけい

Author:だいけい
ガンダム関係・富野由悠季やアニメなどの情報紹介や考察をしていきます。
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