6月のアニメ誌の富野情報
もちろんニュータイプエースにはありません。
○月刊ニュータイプ2013年7月号
シャア専用ニュース 大河原邦男が語る、ホンダのASIMOが発表されたときに富野由悠季監督からかかってきた電話の内容
大河原:そうですね……。ホンダからASIMOが発表されたとき、富野(由悠季)監督から電話がかかってきたんですよ。
川村:おお。
大河原:富野監督は「我々がウソでやってきたことが、現実になってしまい、ロボットが歩いちゃってるよ。これからはアニメのデザインももっと変えないと」というんです。でも私からすると、あれはむしろアニメの中でロボットが歩いても、それは荒唐無稽なことじゃないよ、という安心材料なんですよ。
○月刊アニメージュ2013年7月号
シャア専用ニュース 恩田尚之が「劇場版 機動戦士Ζガンダム A New Translation」での富野由悠季監督との仕事を振り返る
――少し聞きづらい話題なんですが、ご自身の中だと劇場版の「機動戦士Ζガンダム A New Translation」はどういう位置づけになるんですか?
恩田:それを聞いちゃいますかあ(笑)。なんでしょう、不思議な仕事でしたね。
――恩田さんの画が、富野(由悠季)監督に不評だったとうかがっています。富野監督がどう思われたのかはさておき、恩田さんにとって、「新訳Ζガンダム」のデザインはどういう位置づけのものなのかをうかがいたいです。まず、昔の「Ζ」の画をそのまま描いてるわけではないですよね。
恩田:全然違いますね。
○当時から恩田氏は複雑な気持ちだったようです
秋葉原オリエンタルコミックシアター「ガンダム上映&トークショー」レポ:シャア専用ブログ
現在この日記は削除済みです。キャラ作監 恩田尚之氏の日記より。
キャラ作監 恩田尚之氏の日記より。||2004/08/11/水曜
ダミー込みのオールラッシュを見ました。
一年の集約が此処に…。
そう思うと何だか、やりきれない気分にもなりますね。
いくら他の仕事をしていたとは言え、一年は一年ですからね。
今更言い訳をしたところで何かが変わるわけでもなく…。
ある程度の手直しをしてこのまま行くしかないですしね。
悪いところしか見えないのは仕方がないですが、自分の気にしているところは根源的な事ですし、その部分は自分のもっとも弱いところでもあるので逃げるわけにも行かないんですよねぇ。
心の整理をする時間は思ったより掛かりそうです。
ん〜、やっぱり他の方がやられた方が良かったような気がしてならないなぁ。
||2004/08/12/木曜
この日は、『Z』という仕事をやって最悪の日になりました。
自分でも確かに安彦キャラを消化出来ず、殆どのカットが“生きた絵”という部分にまで至らずに失敗してしまっているのは認めます。
しかしながら、自分のスタイルまで否定されてしまう結果になるとは思っても居ませんでしたね。
いや、そう言う結果になるかも知れないと危惧していたので、企画当初等に「自分が本当にやっていいのか?」と何度となくお尋ねしていたのに…。
蓋を開けてみれば予想通り…本当に予想通り。
苦笑するしかない。全否定ですもん。(笑)
部分的に失敗しているとかそんな話じゃない。
描き方そのものを全否定ですよ。
そりゃ無いですよ。
俺は、どうしてもって頼まれたから、辛かったけど渋々やっていたんですよ。
限度ってモンがあります。
失礼にもね。
絵が気持ち悪いとか、表情が生きてないとか、そんな批判は甘んじて受けますけどね。
俺は一言だって安彦さんの絵が描けるだなんて言ってないし、描きたいとも言ってませんからね。
いい加減気が付いて欲しいですね。
何もかもが企画通りに進んでなくて、此処に来て人選すらミスと言う事になる。
これは、俺等頼まれアニメーターの所為では断じて無いですよ。
まるで、俺個人の認識不足や勉強不足の所為で今の悪い結果になっているような扱いですが…違いますよ。
勿論、実際に個人としての力量不足は有るので、それは否定しませんけどね。
正直、疲れました。
良いところがあったと言われれば救われていたかも知れませんけど。
モチベーションはゼロです。
見返してやるぞって気も勿論無いです。
まあ、そうは言っても1部に関しては最後まで責任をもってやります。
良くない絵は良くない。その通りですしね。
お前の絵は気持ちが悪い!
大いに結構。
間違ってない。俺もそう思ったし。
でも、描き方が違うという話は別。
まるで違う次元の話です。
しかし、そう考えると無駄な一年だった。
いや、色んな意味で勉強にはなったので無駄ではないか。
ギャラもスタジオ拘束費しか貰ってないけど、ダメだったんだからそれでも良いし。
可哀相なのはZファンのみんなかな。
申し訳ないが絵には期待しないでください。
本当にすみません。
○以前のアニメージュでも
TOMINOSUKI / 富野愛好病 月刊アニメージュ2005年6月号新訳Zに対する飛田展男、恩田尚之、仲盛文コメント
――劇場版『Zガンダム』製作決定ならびに参加が決まった際の気持ちは?
恩田 製作決定は面白いと思いましたが、自分が作監というのは正直「?」でした。他に適任が居ると思います。
- 関連記事