ガンダムAGE MEMORY OF EDEN の新登場メカと感想
遅ればせながら「機動戦士ガンダムAGE ~MEMORY OF EDEN(メモリーオブエデン)~ 」(以下MOE)を観ました。
新しく登場した機体と少し感想を述べていきます。
Blu-ray&DVDが2013年7月26日にリリースしています。
※以下ネタバレを含みます。
新しく登場した機体と少し感想を述べていきます。
Blu-ray&DVDが2013年7月26日にリリースしています。
「機動戦士ガンダムAGE~MEMORY OF EDEN~」遂に本日発売です。新作カットを1時間以上加えアセム・ゼハートを中心に再構成した作品になります。よろしくお願い致します。(制作P) #g_age
— 機動戦士ガンダムAGE(エイジ) (@GundamAGE) July 26, 2013
機動戦士ガンダムAGE ~MEMORY OF EDEN~本日7月26日発売です!新ウェアのソーディアや大増量大改修されたダークハウンドVSレギルスなどなどメカパートの見所も満載です。是非チェックしてみて下さい(^ ^) pic.twitter.com/EMiqs5FHBA
— 海老川 兼武 (@KANETAKE) July 26, 2013
※以下ネタバレを含みます。
パッケージを開けてみたら、前編と後編の2枚組になっていて驚きました。
前編はアセム、後編はゼハートが主人公となっています。
チーフメカアニメーターの大塚健氏より
■MOEからの新登場メカ
・まず、冒頭から、機体ではないですが新装備のジェノアスII。

BMS-003 シャルドールローグのビームアックスと似ている武器を装備しています。
全く同じものではなく、ケーブルやシャルドールローグのものより細く細部も異なっています。
公式の呼び方は存在しません。ジェノアスIIビームアックス装備とでも呼びましょうか。
(グレートメカニクスDX25のインタビューに小川プロデューサーの発言「ただジェノアスIIがビームアックスを地味に使うシーン」とある。)
・続いて、AGE-1SW ガンダムAGE-1 ソーディア。

これはガンダムAGEのゲーム「機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル / コズミックドライブ 」内で登場したゲームオリジナルのウェアです。リアルな等身のソーディアは発売中の『機動戦士ガンダムAGE メカニック&ワールド』で見ることができます。
機動戦士ガンダムAGE メカニック&ワールド についてのレビュー
AGEキャラデザ・千葉道徳氏「既存作の踏襲をするにしても『機動戦士ガンダム』ではなく、他の富野アニメをベースにやりたかった」
コロニー内でアセムが乗り、主にゼハートのゼダスRと戦闘を繰り広げました。
・ここまでは前編、ここからは後編です。
MEMORY OF EDEN版ガンダムレギルス。xvm-fzc ガンダムレギルスのゼハートの赤い専用機です。
AGEのMSVとも言える「EXA-LOG」に登場する xvm-fzc-zgc ガンダムレギルスRと配色は、顔のマスクと胸以外同じです。レギルスRはギラーガのモードXのように各所にビットやスラスター、肩、武器などがレギルスとは異なります。

・RGE-G1100C アデルキャノンと同様のウェアを装備した RGE-G1500 アデルマークII(宇宙用)。“アデルマークIIキャノン”と呼ばれています。左腕が損傷して母艦に戻るところをゼハートのレギルス撃破されています。

・RGE-G2100 クランシェ(アマデウス所属機)
ゼハートにサーベルで刺され、破壊させられるという見事なやられ役でした。

・RGE-C350S シャルドール スカウト
こちらも「EXA-LOG」に登場する機体です。ほぼ胴しか残っていません。なかかな確認がしづらく、ダークハウンドがレギルスにサーベルを刺した一瞬に写ります。

■感想
前編は、主に学生編でアセムを中心にロマリーとゼハートが描かれています。転校してきたゼハートを案内したり、二人に握手をさせたりと、特にロマリーの描写が増えて、キャラの心理も分かりやすくまとめられています。
ロマリーの父親と母親も写りました。
ゼハートの付き添い役として一緒にコロニーに潜入したダズが、ゼハートの親のように感じました。
MOEでガンダムレギルスが赤くなった伏線として、ゼイドラを見たゼハートとダズの会話が追加。
ゼハート「赤い機体か。」
ダズ「イゼルカント様から託された色、火星の赤。それだけ期待されているということですよ。」
ゼハートの乗る機体がなぜ赤色に変わったのかと理由をつけました。
前編はダウネス落下を二人で阻止、成功したところで終わりです。
後編は、ゼハートがコールドスリープから目覚めたところから始まります。キオとの戦闘などの接触は省かれており、ルナベースのアセムとの戦闘で本格的に話が始まります。ジラード・スプリガンは登場しませんので、多少展開も異なります。シドとの戦闘もカットされ、TVの46話「宇宙要塞ラ・グラミス」から再開します。グリドリンやザナルドも登場せず、フラムとの描写が追加されました。
アセムとの戦闘は感情をむき出しにして、最初で最後の大喧嘩です。48話における例の55秒シーンが形を維持しつつ上手に延長されています。特にここのメカシーンは見物です。最後は殴り合いになり、まるで二人が本当に殴り合いをしているようでした。ゼハートの心情が多く描かれ、死んでいった者の霊との葛藤はとても好きなシーンです。ゼハートの最期のシーンのこのセリフでつい涙が出ました…。
ゼハート「私は、命を代償にしてしか未来を望めなかった。だが、もし、お前たちのように、命と命の繋がりから命を、未来を紡げたら違っていたのかもしれないな…。」
アセムはロマリーと結婚し、未来(子供のキオ)を残しました。しかし、ゼハートはきっと親の愛情に触れず育っていき、意志を背負い戦場で生きるために恋愛するの余裕がなかったと考えます。コールドスリープから目覚めるとドール・フロストの妹フラム、キオと出会い考えが揺らいでいたはずです。そして、火星ではマーズレイがあるため、子供も満足に育てられない状況なのです。様々なことを考えさせられるセリフでした。
最後は、ゼラ・ギンスは登場せず、レギルスが爆破し幕を閉じます。
EDのあと、ロマリーが登場し、戦争が終わりゼハートが死んだのを悟ったような悲しい目をしていました。ロマリーにはゼハートに対しての気持ちが残っていたのかもしれません。そして、ゼハートフラムの墓とMOEに姿は登場しなかったディーン・アノンとルウ・アノンの墓が建てられています。このシーンも先ほどのセリフと繋がっていると思います。お墓の中で一緒になったゼハートとフラム、亡くなった子供たち。アノン兄弟はキオが建てさせたのでしょう。ここから未来が見えてきました。
ガンダムAGEは、沢山のキャラクター登場しますが、3世代という物語をうまく制御できなかった作品でした。しかし、その一部を覗いて見るMOEは、さらに魅力的にしてくれた非常に良い作品です。私はTV本編も好きです。そして、MOEはさらにAGE好きにしてくれる作品でした。
2013年9月1日 追記・修正
前編はアセム、後編はゼハートが主人公となっています。
チーフメカアニメーターの大塚健氏より
@SlaveGYAN ご購入ありがとうございます。サーベルについては、ノリですw
— 大塚 健 (@ken_oo) July 27, 2013
@xiphias3 その辺はうまくいってるなと思いました。レギルスが後半羽と尻尾を広げていくのもその一つですね。 今回は握手もポイントですので、最後の戦いでああなるのも必然でした(^o^)
— 大塚 健 (@ken_oo) July 26, 2013
■MOEからの新登場メカ
・まず、冒頭から、機体ではないですが新装備のジェノアスII。

BMS-003 シャルドールローグのビームアックスと似ている武器を装備しています。
全く同じものではなく、ケーブルやシャルドールローグのものより細く細部も異なっています。
公式の呼び方は存在しません。ジェノアスIIビームアックス装備とでも呼びましょうか。
(グレートメカニクスDX25のインタビューに小川プロデューサーの発言「ただジェノアスIIがビームアックスを地味に使うシーン」とある。)
・続いて、AGE-1SW ガンダムAGE-1 ソーディア。

これはガンダムAGEのゲーム「機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル / コズミックドライブ 」内で登場したゲームオリジナルのウェアです。リアルな等身のソーディアは発売中の『機動戦士ガンダムAGE メカニック&ワールド』で見ることができます。
機動戦士ガンダムAGE メカニック&ワールド についてのレビュー
AGEキャラデザ・千葉道徳氏「既存作の踏襲をするにしても『機動戦士ガンダム』ではなく、他の富野アニメをベースにやりたかった」
コロニー内でアセムが乗り、主にゼハートのゼダスRと戦闘を繰り広げました。
・ここまでは前編、ここからは後編です。
MEMORY OF EDEN版ガンダムレギルス。xvm-fzc ガンダムレギルスのゼハートの赤い専用機です。

AGEのMSVとも言える「EXA-LOG」に登場する xvm-fzc-zgc ガンダムレギルスRと配色は、顔のマスクと胸以外同じです。レギルスRはギラーガのモードXのように各所にビットやスラスター、肩、武器などがレギルスとは異なります。

・RGE-G1100C アデルキャノンと同様のウェアを装備した RGE-G1500 アデルマークII(宇宙用)。“アデルマークIIキャノン”と呼ばれています。左腕が損傷して母艦に戻るところをゼハートのレギルス撃破されています。


・RGE-G2100 クランシェ(アマデウス所属機)
MEMORY OF EDEN、メカ的な小ネタとしては旗艦アマデウス所属のクランシェ(色違い)なども登場しておりますので是非探してみて下さいませ(^^
— 海老川 兼武 (@KANETAKE) July 26, 2013
ゼハートにサーベルで刺され、破壊させられるという見事なやられ役でした。


・RGE-C350S シャルドール スカウト
こちらも「EXA-LOG」に登場する機体です。ほぼ胴しか残っていません。なかかな確認がしづらく、ダークハウンドがレギルスにサーベルを刺した一瞬に写ります。


■感想
前編は、主に学生編でアセムを中心にロマリーとゼハートが描かれています。転校してきたゼハートを案内したり、二人に握手をさせたりと、特にロマリーの描写が増えて、キャラの心理も分かりやすくまとめられています。
ロマリーの父親と母親も写りました。
ゼハートの付き添い役として一緒にコロニーに潜入したダズが、ゼハートの親のように感じました。
MOEでガンダムレギルスが赤くなった伏線として、ゼイドラを見たゼハートとダズの会話が追加。
ゼハート「赤い機体か。」
ダズ「イゼルカント様から託された色、火星の赤。それだけ期待されているということですよ。」
ゼハートの乗る機体がなぜ赤色に変わったのかと理由をつけました。
前編はダウネス落下を二人で阻止、成功したところで終わりです。
後編は、ゼハートがコールドスリープから目覚めたところから始まります。キオとの戦闘などの接触は省かれており、ルナベースのアセムとの戦闘で本格的に話が始まります。ジラード・スプリガンは登場しませんので、多少展開も異なります。シドとの戦闘もカットされ、TVの46話「宇宙要塞ラ・グラミス」から再開します。グリドリンやザナルドも登場せず、フラムとの描写が追加されました。
アセムとの戦闘は感情をむき出しにして、最初で最後の大喧嘩です。48話における例の55秒シーンが形を維持しつつ上手に延長されています。特にここのメカシーンは見物です。最後は殴り合いになり、まるで二人が本当に殴り合いをしているようでした。ゼハートの心情が多く描かれ、死んでいった者の霊との葛藤はとても好きなシーンです。ゼハートの最期のシーンのこのセリフでつい涙が出ました…。
ゼハート「私は、命を代償にしてしか未来を望めなかった。だが、もし、お前たちのように、命と命の繋がりから命を、未来を紡げたら違っていたのかもしれないな…。」
アセムはロマリーと結婚し、未来(子供のキオ)を残しました。しかし、ゼハートはきっと親の愛情に触れず育っていき、意志を背負い戦場で生きるために恋愛するの余裕がなかったと考えます。コールドスリープから目覚めるとドール・フロストの妹フラム、キオと出会い考えが揺らいでいたはずです。そして、火星ではマーズレイがあるため、子供も満足に育てられない状況なのです。様々なことを考えさせられるセリフでした。
最後は、ゼラ・ギンスは登場せず、レギルスが爆破し幕を閉じます。
EDのあと、ロマリーが登場し、戦争が終わりゼハートが死んだのを悟ったような悲しい目をしていました。ロマリーにはゼハートに対しての気持ちが残っていたのかもしれません。そして、ゼハートフラムの墓とMOEに姿は登場しなかったディーン・アノンとルウ・アノンの墓が建てられています。このシーンも先ほどのセリフと繋がっていると思います。お墓の中で一緒になったゼハートとフラム、亡くなった子供たち。アノン兄弟はキオが建てさせたのでしょう。ここから未来が見えてきました。

ガンダムAGEは、沢山のキャラクター登場しますが、3世代という物語をうまく制御できなかった作品でした。しかし、その一部を覗いて見るMOEは、さらに魅力的にしてくれた非常に良い作品です。私はTV本編も好きです。そして、MOEはさらにAGE好きにしてくれる作品でした。
2013年9月1日 追記・修正
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