パシフィック・リムのコメントに「機動戦士Zガンダム」メカニックデザインの岡本英郎氏
以前こちらの記事(映画「パシフィック・リム」クレジットに富野由悠季)で紹介した「富野由悠季」監督のクレジットはありませんでした。
無いとしっかり確認したのは富野監督だけですが、他の日本の方々も同様に無かったと思います(あったらゴメンナサイ 汗 )。
海外版だけクレジットされ、日本版ではカットされたのでしょうか…?もしかすると、元々無かった可能性も考えられます。洋画事情には詳しくないのでよく分かりません。
大迫力で、最近のロボットアニメには少ない拳で殴ることなど、言ってしまえば少し古くさい作品でしたが、「日本愛」溢れていました。マジンガーZのパイルダー・オン、ロケットバンチやガリアンのガリアンソード、エヴァやGガンダムを想像する操作、ストーリーはマジンガーやゲッターのバイオレンスさなどなど、たくさんのロボットアニメも連想しました。設定などはどうでもいいと思わせるほど非常に楽しく面白かったです。
最後に「故・レイ・ハリーハウゼン 及び 本多猪四郎に捧げる」とクレジットされたのが印象的でした。
レイ・ハリーハウゼン氏は特撮の神様と呼ばれる方で、本多猪四郎氏はゴジラシリーズ監督です。
SF大作「パシフィック・リム」監督は超オタク お台場ガンダムに感激、かしわ手を打って拝む : J-CASTニュース
「機動戦士ガンダム」シリーズを取り上げたテーマパーク「ガンダムフロント東京」に入るやいなや、展示された大量のプラモデルに喜色満面で、「全部ほしいよ!」。
とりわけ、ダイバーシティ東京前にそびえたつ等身大ガンダム像、通称「お台場ガンダム」を目にすると、口元を押さえしばし絶句。目を輝かせながらガンダムを見つめたのち、
「アメイジング! マスターピース! 夢のようだよ……。ファット・オタク・ヘブン(なんというオタク天国だ)!」
“自称オタク”監督が日本へラブレター 映画「パシフィック・リム」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
アカデミー賞3冠の「パンズ・ラビリンス」や「ヘルボーイ」などのファンタジーで知られるデル・トロ監督は、幼少期から「鉄人28号」「ゴジラ」「ウルトラシリーズ」など日本の映像作品に親しんできた。「西洋と違って、日本には怪獣を愛する独自の文化がある。バルタン星人、ピグモン、ラゴン…(デザイナーの)成田亨のデザインはシュールでクレイジー」と思い入れたっぷりに語る。
作中には日本の作品を連想させる場面も多いが、スケールの大きさはやはりハリウッド。VFX(視覚効果)に加え、大型セットで撮影されたイェーガーの操縦シーンが緊張感を盛り上げる。操縦室のセットは油圧式回転台の上に設置され、総重量は数トン規模。俳優を乗せたままセットを揺らしたり、落下させたり、大量の水をかけたりと、俳優には過酷な現場だったようだ。
「すべてデジタルに頼ると作品が偽っぽくなってしまう。パンチを受ければイェーガーは揺れる。俳優に実際の感覚を肉体で味わってほしかった」
KAIJUのデザインはゴジラのようにスーツアクターが“中”に入って動かせるような形状を意識したという。
「(KAIJUが動く)コンピューター・アニメーションの部分は肉体的なものにしたかった。いい映画は、触れられるような実体を持っているからね」と無邪気な笑顔で語った。
・ジャパンタイムスに「機動戦士Zガンダム」の岡本英郎氏のコメント
2013年8月16日のジャパンタイムスに、岡本英郎氏が「機動戦士Zガンダム」のメカデザイナーとして紹介されています。
岡本英郎氏について、以前の記事
バーザムの股間の形状は
あー、ツィートすんの忘れた!今日のジャパンタイムズに、 オリジナルスーパーロボットのイラストとパシフィックリム含めた巨大ロボットについてコメントが 載りました。 もう、売ってない。宣伝になんね~(笑)
— 岡本英郎 (@UMAokamoto) August 16, 2013

ILLUSTRATION BY HIDEO OKAMOTO
The Japan Times FRIDAY,AUGUST 16,2013
Four classic giant robot archetypes
Every Japanese giant robot takes one or more of these forms(the robot's Japanese name is listed first, followed by its English version in parentheses):
Semi-sentient remote-controlled robots Tetsujin28(Gigantor);Giant Robo(Johnny Socko)
Robots piloted by individual human heroes MazingerZ(TranzorZ);Evangelion EVA-01
Combining robots formed from smaller robots or vehicles Getta Robo G(Starvengers);Golion(Voltron)
Robots that transform vehicles into humanoid form Macross Valkyrie(Robotech Veritech);Diaclone(the Transformers)
~ still,"anime directors didn't really want to make what amounted to 30-minute toy commercials," says Hideo Okamoto, who designed robots for the "Mobile Suit Zeta Gundam" series." They Strove to create deeper characters and storylines," which let robot shows continue to dominate the airwaves throughout the '80s. "Robot designers think of their creations as characters, not machines. Even when the pilot inside is doing all the talking, the visual is the robot. They're the real stars of the show." ~
※一部要約しており、全文ではありません。元記事をお読みになりたい方は、「The Japan Times FRIDAY,AUGUST 16,2013 」をお求めください。
抜き出した英文はほんの一部で、「still」はそれまで(特に70年代)の日本のロボットアニメの歴史と背景を受けてのことです。
一応自分なりに訳してみました。英語は得意ではないので参考にする程度にどうぞ。
4つの古典的な巨大なロボット典型
あらゆる日本の巨大なロボットは、これらの形(ロボットの日本の名前は最初にリストされます。そして、括弧でその英語版が続く)の一つ以上をとる:
なかば自意識がある操作系ロボット 鉄人28号、ジャイアントロボ
一人のヒーローがパイロットのロボット マジンガーZ、エヴァ初号機
小さなロボットあるいは乗り物の組み合わせから形成されたロボット ゲッターロボG、ゴライオン
乗り物が人型に変形するロボット マクロスのバルキリー、ダイアクロン
それにもかかわらず、「アニメ制作者は、約30分になったものを、本当のおもちゃのコマーシャルにしたくなかったのです。」と『機動戦士Zガンダム』のロボットをデザインした岡本英郎は言う。
「彼らは深いキャラクター性と世界観を作るために努力しました。」そしてそれら、ロボットアニメは80年代の放送の流行を支配し続けた。
「ロボットデザイナーは、生み出したものを機械ではなくキャラと見なします。内部のパイロットが会話している時でさえ、見えるものはそのロボットです。ロボットデザイナーは、映像での本当のスターです。」
岡本氏の描かれたスーパーロボットは、東京タワーと東京スカイツリーを持ち、胸には太陽を想像するパーツをつけています。
英語は打つのも訳すのも私には大変でした…(笑)
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