『HIT SONG MAKERS~栄光のJ-POP伝説~ 井上大輔』富野由悠季監督のインタビュー
『HIT SONG MAKERS~栄光のJ-POP伝説~』|BSフジ
井上自身の名義でボーカルをとった楽曲からは思うようなヒットは生まれていなかった。
~東京 上井草 とテロップとともにサンライズが映る~
そんな井上の転機となったのが、あるアニメ映画の主題歌の依頼
~曲「哀 戦士」がかかる~
人気アニメ機動戦士ガンダム、井上が作曲しボーカルをとったこの曲は大ヒットし、記憶に残る名曲となった。
楽曲を依頼したのは総監督の富野由悠季。井上とは大学で同期だったという。
富野
「あのー、そういうは経緯一切ありません。あのー基本的に僕の思い付きです。CMをやっているような人が、受けてくれたら、アニメの楽曲、やっぱりちょっと変わってくんじゃないのかな。であの、ダメ元でとにかく、当たってくれっていうのを僕のほうからお願いしたと。それがご縁でっていう、それだけのことですけど、逆に言うとそれはとても大きなことで、それようの、その、少なくともアニメの楽曲にのついてのある違う方向性っていうのを、手に入れることができたんじゃないかなというふうに思っています。」
~「機動戦士ガンダム哀 戦士編」映像が流れる~
この楽曲で作詞を手掛ける富野。彼は井上との共同作業の中、井上の抱える葛藤を感じたという。
富野
「なんて言うのかな。なまじ一度名前が出てしまった後の頃がどのくらい大変か。作曲者として割り切っちゃったらだって食っていけるわけですよ。なのに、やっぱり歌いたいんだな、でそのためのベースみたいなのが欲しい、でそうなってきたときには、嫌な言い方だけど、言ってしまえば、なりふり構わずやってみせたい、だから彼は、ガンダムのためということはどこにもなくって、綺麗事でやってられるもんじゃないんだよねっていうことを、本当にガンダムの仕事をやって貰って分かって。」
~曲「めぐりあい」がかかる~
大学時代はあまり接点が無かったという二人。しかし時を経てからの再会は、彼らに互いの才能を刺激し、引き出し合う功結果をもたらした。
富野
「CMの仕事であの、彼がパッて教えてくれた一番ビックリしたことがあるんだけど、ある量販店のCMやってて、なぁ富野と、「俺が曲かくとさぁ、翌日から売り上げが倍に伸びるんだよね」って嬉しそうに(笑)に言ってるのが、やっぱりそのプロだな。でやっぱりその評価っていうのは、業界内評価、やっぱり一切なし。やっぱりお客さんのほうからのリアクションが見えて、初めてナンボのもんだっていうのがプロの世界で、っていうのを教えられました。」
~「機動戦士ガンダム めぐりあり宇宙編」映像が流れる~
井上と富野による楽曲は、映画作品同様今も愛され続けている。
富野監督と井上氏は日本大学の同期ではありましたが、その理由ではなく、当時流行していた作曲家の井上氏に依頼したら、引き受けてくれたということでした。
「哀戦士」「めぐりあい」は、私も大好きで、特に「哀戦士」はゲームで知り、小・中学生どちらかの頃に意識して歌詞を覚えてた一番最初の曲だったはずです。英語の読み方が分からず親に聞いたのを思い出します(笑)
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