父親とバトルとコンプレックスと~ガンダムビルドファイターズ1話~
メカ | ガンダムビルドファイターズ
イオリ・タケシ | キャラクター | ガンダムビルドファイターズ
ガンプラバトルは、バトルシステム上で行われる。
作ったガンプラの製作データが納められている『GPベース』とガンプラを、バトルシステムにセットすると、システムから『プラフスキー粒子』と呼ばれる特殊粒子が散布される。
10年前に発明されたこの粒子は、ガンプラの素材となっているプラスチックに反応する性質を持ち、外部から粒子を流体的に操作することができる。
また、粒子変容効果により、ビーム兵器や爆発などのエフェクトが加えられ、その臨場感はリアルのそれに匹敵する。
プラフスキー粒子の存在が、動かないガンプラに命を吹き込み、究極のガンプラバトルを可能にしているのだ。
イオリ・タケシ | キャラクター | ガンダムビルドファイターズ
セイの父親で、第2回ガンプラバトル選手権世界大会で準優勝をしている、名ファイター。実家であるイオリ模型店を妻と息子に託し、ガンプラのさらなる普及のため、世界中を旅して回っている。
初めから撃墜されたパワードジムが画面に流れ込んでくる。同スタッフたちによるAGEMOEのシャルドールスカウトや劇場Zでの漂流しているジオンパイロットスーツを思い出す。
ジム・カスタムやジム・キャノンIIなど0083系が登場。艦隊を組んで戦う相手はジオン残党であろう。描き込まれたアルビオン、SEED世界のパイロットスーツに身を包んだセイ。そんな中、突出してきたF2ザク3機を撃退するためにセイの乗るビルドストライクが発進する。先行した機体がF2ザクにやられていく。3機編成で黒い三連星を想像させる。そんな中、父タケシの声。正確なアドバイスだが、セイを絶望させる。
セイが撃墜されると同時に目が覚める。これは夢であった。ビルドストライクを作りながら眠ってしまったのである。外は明るく、もしかすると夜更かしをしていたのかもしれない。
夢は願望を表すこともある。ガンダムを上手く扱いたいというコンプレックスの現れから、夢ではエースのよう。艦長に頼まれ、自信満々で、地球を背中にして。これは今までとは異なるガンダム…ではなく中学1年生が純粋に考えるヒーロー像である。何故0083が出てきたかについては、セイが0083を少し前に見ていたからであろう。既存の作品に自分の妄想を入れ込むほどにはガンダム好きな少年。
母リン子の声とともに家族写真。家族仲良く、父親が好きなことが分かる。
「イオリ・リン子大佐、補給のためゼロハチスーパーへ向かいます。(敬礼)」
母親のリン子もガンダムに影響されており「ゼロハチ(08小隊)、補給」とガンダムにありそうな言葉を並べている。
「お客さんって言ったって、駅前にあるわけでなく、商店街に近いわけでもなく、何で父さんココにプラモ屋なんてつくったんだろう…。」
代わりに店番をさせられるセイはそうボヤく。主人公宅は辺境な場所にある。
空が上、地上が下とスペースコロニーのような逆さまの画面から、もう一人の主人公レイジが登場。
「何度来てもすっげぇなぁ!ここから見える建物に全てに人が住んでいるってんだから、アリアンの何倍あるんだか。」
複数回来ており、レイジは謎の国「アリアン」出身らしい。運動神経と度胸が良いのか危険な場所にいても動じない。サングラスや服装から中東・砂漠を連想する。
父親と子供が来客。展示を見て喜ぶ子供にセイは「それ、展示用に僕が作ったんです。」と自慢げに話す。「僕が↑」や「いやー↑」と変に声が上がるのは見ての通り少し恥ずかしい現れか。ガンプラバトルは?と痛いところを突かれるが、質問されたこと以上にウイングについて話し、話をそらすオタクなセイ。小さいときの自分を照らし合わせているのかもしれない。
セイをガンプラバトルで説得させて仲間にしたいサザキ登場。ウイングVSギャンのバトルで、ガンプラバトルの仕組みと世界観をさりげなく説明している。
プラフスキー粒子と呼ばれるガンプラだけに反応する粒子が発生するし、コクピットのような背景とフィールドが出現。どこまでプラフスキー粒子の影響なのか。現代と同じような時代設定だが(しかし、年代設定は明確にしていないとの発言)立体映像は明らかに進化している。しかし根本的問題は謎である。フィールドはVガンダムに登場するライラックの森だとの意見もあったが、残念ながら私は覚えていない。
「今回も教えてあげるよ。プラモの出来映えがガンプラバトルに勝つための絶対条件ではないということを!」
すでにサザキと何回もバトルしてセイは負けている(壊されている)ことが分かる。今までのガンダムとは違い、ガンダム作品全ては劇中劇という扱いになるため、私たちもガンダムの名セリフを使うように、サザキがシャアまたはグラハムのようなセリフを言っても不思議ではない。
サザキにやられ爆発し終了する。コクピットに当たる部分をついて爆破させれば勝ちとなるのか。
セイの結果、サザキとは
7戦7敗→8戦8敗、日本ランキング2,958,393→2,959,201/2,980,891位
トータル命中率21%、トータル回避率7%、トータル防御率67%、地形対応評価C、空戦対応評価B
ガンプラバトルに負ければ、一生懸命作った実際のガンプラも壊される。そこはゲームではなく本物の戦場のようである。
少し嫌みなサザキだが、セイの製作技術を認めた上の発言である。
「君は強いけど、戦い方が乱暴だ、僕のガンプラを預ける気にはなれない」とセイは断る。
セイは操縦技術も足りないが、大切に作ったガンプラを壊す・壊される覚悟も足りたいのではないか。だからサザキの戦い方が乱暴に見えてしまう。
セイの父親は尊敬できる人物と同時にコンプレックスでもある。
父親の過去大会の映像の大張正己氏のシーンは目を見張ってしまう。大張氏の“バリ作画”を見られるのは手描きならではで、大張氏がOPなどで使用する月を背にしている。リ・ガズィを大張体型のように改造もしている。
母親へは弱味を見せたくなく、ふらつきに出る。第7回ガンプラバトル告知の映像。それを見て「けやきが丘駅」前で悩む。世界的に有名なガンプラ大会を知らないレイジがたまたま居たセイに尋ねる。「要するに武道大会みたいなもんか」と少し古い言い方をする。レイジの出身を怪しむセイ。店頭販売で物の買い方を知らないレイジ。庇ってもらったレイジは「一族の古見に関わる。名誉が傷つく!」とどこかの貴族のような振る舞い。願えば叶う石を貰う。
ビルドストライクを母親に自慢し、父親の1stに雰囲気が似ていると言われ喜ぶ。サザキとのバトルを決意するセイ。
突然、MGグフを持った審判を引き受ける謎の人物が現れる。もちろんランバ・ラルのことだが、メダロットの審判とも似ている。
先程の木々で隠れられるフィールドではなく、テキサスコロニーを彷彿させる岩だけのフィールド。
飛ばされてフィールドに触れて少しだけ見える母親を背にセイのビルドストライクは追い詰められ、ギャンがとても威圧的に描写される。
また、突然現れるレイジ。レイジは「ニュータイプ」と比喩されるほどに操作が上手かった。「僕が求めていた理想の…!」とセイは必要最低限以上に壊すサザキが嫌だったのである。
自分ではできなかったことができて、理想のファイターレイジを見つける。
アムロやカミーユのような過去のガンダムのパイロットほどではないが、セイにも父親への憧れコンプレックス、ガンプラバトルへの劣等感があった。
その間ではまたガンプラバトルの大まかな仕組みをやる1話であった。
感想なのか解説なのか自分でもよく分からないものを2500字も書いてしまいました…(笑)
このようなことは初めてですから慣れていません。
ここ最近はBF記事が多くなってしまいました。しかし、もう少しクレジットやセリフなんかもやりたいのでまた連続するかもしれません。富野記事のストックもありこちらも出したいのですが。
そのうちBF専用の別館を作りたいと思っています。
一応これらは、Gレコの予行練習です。Gレコでもこのぐらいやりたいなと。
ジム・カスタムやジム・キャノンIIなど0083系が登場。艦隊を組んで戦う相手はジオン残党であろう。描き込まれたアルビオン、SEED世界のパイロットスーツに身を包んだセイ。そんな中、突出してきたF2ザク3機を撃退するためにセイの乗るビルドストライクが発進する。先行した機体がF2ザクにやられていく。3機編成で黒い三連星を想像させる。そんな中、父タケシの声。正確なアドバイスだが、セイを絶望させる。
セイが撃墜されると同時に目が覚める。これは夢であった。ビルドストライクを作りながら眠ってしまったのである。外は明るく、もしかすると夜更かしをしていたのかもしれない。
夢は願望を表すこともある。ガンダムを上手く扱いたいというコンプレックスの現れから、夢ではエースのよう。艦長に頼まれ、自信満々で、地球を背中にして。これは今までとは異なるガンダム…ではなく中学1年生が純粋に考えるヒーロー像である。何故0083が出てきたかについては、セイが0083を少し前に見ていたからであろう。既存の作品に自分の妄想を入れ込むほどにはガンダム好きな少年。
母リン子の声とともに家族写真。家族仲良く、父親が好きなことが分かる。
「イオリ・リン子大佐、補給のためゼロハチスーパーへ向かいます。(敬礼)」
母親のリン子もガンダムに影響されており「ゼロハチ(08小隊)、補給」とガンダムにありそうな言葉を並べている。
「お客さんって言ったって、駅前にあるわけでなく、商店街に近いわけでもなく、何で父さんココにプラモ屋なんてつくったんだろう…。」
代わりに店番をさせられるセイはそうボヤく。主人公宅は辺境な場所にある。
空が上、地上が下とスペースコロニーのような逆さまの画面から、もう一人の主人公レイジが登場。
「何度来てもすっげぇなぁ!ここから見える建物に全てに人が住んでいるってんだから、アリアンの何倍あるんだか。」
複数回来ており、レイジは謎の国「アリアン」出身らしい。運動神経と度胸が良いのか危険な場所にいても動じない。サングラスや服装から中東・砂漠を連想する。
父親と子供が来客。展示を見て喜ぶ子供にセイは「それ、展示用に僕が作ったんです。」と自慢げに話す。「僕が↑」や「いやー↑」と変に声が上がるのは見ての通り少し恥ずかしい現れか。ガンプラバトルは?と痛いところを突かれるが、質問されたこと以上にウイングについて話し、話をそらすオタクなセイ。小さいときの自分を照らし合わせているのかもしれない。
セイをガンプラバトルで説得させて仲間にしたいサザキ登場。ウイングVSギャンのバトルで、ガンプラバトルの仕組みと世界観をさりげなく説明している。
プラフスキー粒子と呼ばれるガンプラだけに反応する粒子が発生するし、コクピットのような背景とフィールドが出現。どこまでプラフスキー粒子の影響なのか。現代と同じような時代設定だが(しかし、年代設定は明確にしていないとの発言)立体映像は明らかに進化している。しかし根本的問題は謎である。フィールドはVガンダムに登場するライラックの森だとの意見もあったが、残念ながら私は覚えていない。
「今回も教えてあげるよ。プラモの出来映えがガンプラバトルに勝つための絶対条件ではないということを!」
すでにサザキと何回もバトルしてセイは負けている(壊されている)ことが分かる。今までのガンダムとは違い、ガンダム作品全ては劇中劇という扱いになるため、私たちもガンダムの名セリフを使うように、サザキがシャアまたはグラハムのようなセリフを言っても不思議ではない。
サザキにやられ爆発し終了する。コクピットに当たる部分をついて爆破させれば勝ちとなるのか。
セイの結果、サザキとは
7戦7敗→8戦8敗、日本ランキング2,958,393→2,959,201/2,980,891位
トータル命中率21%、トータル回避率7%、トータル防御率67%、地形対応評価C、空戦対応評価B
ガンプラバトルに負ければ、一生懸命作った実際のガンプラも壊される。そこはゲームではなく本物の戦場のようである。
少し嫌みなサザキだが、セイの製作技術を認めた上の発言である。
「君は強いけど、戦い方が乱暴だ、僕のガンプラを預ける気にはなれない」とセイは断る。
セイは操縦技術も足りないが、大切に作ったガンプラを壊す・壊される覚悟も足りたいのではないか。だからサザキの戦い方が乱暴に見えてしまう。
セイの父親は尊敬できる人物と同時にコンプレックスでもある。
父親の過去大会の映像の大張正己氏のシーンは目を見張ってしまう。大張氏の“バリ作画”を見られるのは手描きならではで、大張氏がOPなどで使用する月を背にしている。リ・ガズィを大張体型のように改造もしている。
母親へは弱味を見せたくなく、ふらつきに出る。第7回ガンプラバトル告知の映像。それを見て「けやきが丘駅」前で悩む。世界的に有名なガンプラ大会を知らないレイジがたまたま居たセイに尋ねる。「要するに武道大会みたいなもんか」と少し古い言い方をする。レイジの出身を怪しむセイ。店頭販売で物の買い方を知らないレイジ。庇ってもらったレイジは「一族の古見に関わる。名誉が傷つく!」とどこかの貴族のような振る舞い。願えば叶う石を貰う。
ビルドストライクを母親に自慢し、父親の1stに雰囲気が似ていると言われ喜ぶ。サザキとのバトルを決意するセイ。
突然、MGグフを持った審判を引き受ける謎の人物が現れる。もちろんランバ・ラルのことだが、メダロットの審判とも似ている。
先程の木々で隠れられるフィールドではなく、テキサスコロニーを彷彿させる岩だけのフィールド。
飛ばされてフィールドに触れて少しだけ見える母親を背にセイのビルドストライクは追い詰められ、ギャンがとても威圧的に描写される。
また、突然現れるレイジ。レイジは「ニュータイプ」と比喩されるほどに操作が上手かった。「僕が求めていた理想の…!」とセイは必要最低限以上に壊すサザキが嫌だったのである。
自分ではできなかったことができて、理想のファイターレイジを見つける。
アムロやカミーユのような過去のガンダムのパイロットほどではないが、セイにも父親への憧れコンプレックス、ガンプラバトルへの劣等感があった。
その間ではまたガンプラバトルの大まかな仕組みをやる1話であった。
感想なのか解説なのか自分でもよく分からないものを2500字も書いてしまいました…(笑)
このようなことは初めてですから慣れていません。
ここ最近はBF記事が多くなってしまいました。しかし、もう少しクレジットやセリフなんかもやりたいのでまた連続するかもしれません。富野記事のストックもありこちらも出したいのですが。
そのうちBF専用の別館を作りたいと思っています。
一応これらは、Gレコの予行練習です。Gレコでもこのぐらいやりたいなと。
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